私がマンションの役員をしていたときに、駐車場の車上荒らし、様々な押し売り、といったことが問題になり、防犯カメラの設置を検討しました。
プライバシーの侵害云々といった意見もありましたが、ともかく設置が決定しました。
いくつかのエピソードをご紹介します。
防犯カメラの設置や取り扱いを検討している皆様の参考になれば幸いです。

１．設置場所の選定

高価なものです。いくつも設置するわけにはいきません。
業者さんと話し合ってエントランスや立体駐車場など設置場所を決めました。
どうしても死角は出ます。とはいえ、現実にカメラを設置し、「防犯カメラ設置済み」といったプレートを各所に取り付けることで、ともかく運用を開始しました。

２．すぐ役に立った事例（押し売り対策）
マンションにはよくセールスの人が来ます。
住民が一度話を聞いてみようとして、エントランスを解錠し、玄関先まで招いたことがあります。
ところが、そのセールスマンがなかなか立ち去らず、ご主人が追い返したことがあります。
これは放置できないと思って、当該住民、理事長の私、管理人さんでエントランスの防犯カメラを確認しました。
顔などははっきり映っていたので、必要があれば警察に証拠として提出できると考えました。幸い被害はなかったので、警察への通報まではしませんでした。
エントランスの通話装置の横にこんな掲示をしておきました。
「〇月〇日何時頃にこのような押し売りらしい不審人物がきました。
防犯カメラで撮影しております。今後同様の事態があれば直ちに警察に通報します。」
それ以来、押し売りは、バッタリとやんだようです。

３．こんな事例も
①「ゴミステーションで不審な人物をみかけた。」そんなふうな住民の声が管理人さんに届きました。
日時はだいたい特定できたので、管理人さんと私で録画映像をチェックしました。
住民の1人ということがすぐにわかりました。
通報されてきた方にもすぐ連絡し、一件落着しました。
映像があることの大きな効果です。

②マンションの花壇の花が勝手に取られることが幾度か起こりました。
あまりにひどいので警察に相談しました。
警察から女性の警察官が来られ、防犯カメラの録画映像をご一緒に確認しました。
カメラで映像を丹念に撮影されていました。
ご相談の上、被害届までは出しませんでしたが、映像はいざとなれば証拠になります。映像が記録されていることが大きな安心につながります。

防犯カメラについては、次のようなご相談先があります。
ご関心のある方は一度相談されてみてはいかがでしょうか。

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