新年のご挨拶その2(マイナンバーカードは基本設計に問題?)
マイナンバーカードには、健康保険証機能も印鑑証明書発行機能も併存しています。
医療機関を受診するときに、印鑑登録証まで持って行くことになります。
家族の薬をもらいに行くのに、家族の印鑑登録証も持ち出さなければなりません。
日常的に使う健康保険証と重要取引時のみに使う印鑑証明書の発行機能を1枚のカードに併存させるのは適切でしょうか。基本設計から考え直すべきです。
銀行のキャッシュカードと4桁暗証番号が簡単に詐取される事件が相次いでいます。
マイナンバーカードと4桁暗証番号が詐取される事件もこれからおこるでしょう。コンビニキオスクで非対面で簡単に印鑑証明書を入手できます。
本人になりすましての重大取引も容易にできてしまいます。
対策は考えておられるのでしょうか。
それとも「本人の不注意による人為的ミスだから、マイナンバーカードシステムと無関係」と強弁されるのでしょうか?
銅鑼猫(社会保険労務士・健康経営エキスパートアドバイザー 玉上信明)
執筆者一同