ブラームスの2つのニ長調(ヴァイオリン協奏曲・交響曲第2番)
プログラム
J. ブラームス ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77
J. ブラームス 交響曲第2番ニ長調 作品73
出演者
指揮:畑農敏哉
管弦楽:PROJECT Bオーケストラ
ヴァイオリン独奏:中村太地
【演奏会の感想をPROJECTB2024の皆様にお送りしました】
PROJECTB2024の皆様
本日のブラームス演奏会有り難うございました。
取り急ぎ感想をお送り申上げます。
1.ヴァイオリン協奏曲ニ長調
圧巻は第3楽章。
生き生きとしたリズムで思わず体が動き出しそうになりました。
路上ライブでこの曲を演奏されたら、子供たちも、いや大人も、思わずうきうきと踊り出してしまいそうです。
第1楽章の後でソリストの中村様が、肩当の具合がよくなかったのでしょうか。
指揮者と打合せされ、手直しをされていました。
こんなことがあると、普通は心が乱れがちですが、全く逆でした。
かえって第2楽章から、肩の力が抜けたような感じで生き生きとした豊かな音色が広がっていきました。
そして第3楽章です。
アンコールのバッハ無伴奏も、本当にすてきなプレゼントでした。
2.交響曲第二番ニ長調
あの第1番の交響曲に20年もの歳月をかけ、苦しみ抜いたブラームスが、もはや吹っ切れたように短期間で仕上げたこの曲。
クララ・シューマンは第1番があまりにも暗くて一般には受けないのではないかと懸念し、この第2番は、大変気に入っていた、とのこと。
私も大好きな曲です。自然な喜びにあふれています。何も考えずに、曲の中に身を浸すことができます。
ただひたすらめくるめく世界の中に心をひらくことができます。
こんな曲だからこそ、テューバの深々とした響きが相応しいのかもしれません。
私自身がテューバ奏者で、この曲を演奏する機会はありませんでしたが、いつも憧れていた曲です。
皆様の更なるご活躍ご健勝をお祈り申上げます。
虎猫(東京カベナント教会会員)