新型コロナウイルス感染症が示した市民の力と政治の無力
(杉並区 三井の森公園)
新型コロナウイルス感染症は、私たちに様々な気づきを与えてくれました。
この国の市民たちの賢明さと自制心が発揮されました。うがいマスク手洗いをはじめとする衛生習慣の徹底は誇りとすべきものです。
一方で、この国の政治家たちの無策は目を覆うばかりでした。総理大臣だけではありません。それを取り巻く多くの国会議員の臆病さと無責任さが、総理大臣のちぐはぐな行動を容認してしまったのです。
私なりに、新型コロナウイルスにかかる企業や働き手のために執筆やセミナーに力を入れました。幸いにそれなりの賛同をいただけました。
政府に頼ってはなりません。政府を信じてはなりません。
私たちの命と健康は、私たちで守るしかないのです。
医療従事者に感謝の気持ちを表したいのなら、まずは、自らが新型コロナウイルスに感染しないように全力を尽くしましょう。言葉ばかりの感謝でお茶を濁してはなりません。
さらに言えば、民主主義国家の主権者として、政治の愚行と怠慢には鉄槌を下すべきです。
はっきりと明日を見据えておく必要があります。根拠のない楽観で現実から目を背けるのはやめましょう。
GOTOキャンペーンは愚行です。やめるべきです。経済が落ち込んだのは需要不足によるのではなく、感染症の懸念によるのです。感染症対策に全力を尽くすことが経済立て直しの近道です。
私たち自身が、どれだけ勧められても、GOTOキャンペーンは無視しましょう。利用は一切やめましょう。
大変残念ですが、東京オリンピックは開催できないでしょう。開催できないときの対応について準備しておくべきです。私たちなりに心づもりしておくしかありません。
先を見据えて様々な選択肢を検討し用意しておくのは、本来は政治家と官僚の役割です。
その役割を果たせていないなら、私たちは、自分の持ち場で行動を決定しましょう。
できれば、自分の手の届くところに意見を述べましょう。
政党には意見受付の窓口があります。
私も幾度か有力政党の意見窓口に投稿しました。真摯に取り扱ってくれたのは一つの政党だけでした。だからこそ、この政党には様々な情報が集まる、と得心しました。
皆さんもぜひ一度、お試しになってみてください。
銅鑼猫