辺野古移設は本当に唯一の選択肢でしょうか。
辺野古移設決定から20年近くも経過し、「辺野古新基地が対中作戦の死命を左右する要素となるとは想定し難い」状況なのです。
以下この記事からです。
「筆者周辺の米軍情報関係者たの間では、日本政府や一部の政治家が辺野古移設に固執しているのは、『軍事リテラシーが欠如している彼らに戦略的動機があるとは考えられない。新基地建設に伴う利権がらみの動機ではないのか』といった推測まで語られている始末だ。」
「もし日本政府や対米従属主義的政治家たちが『アメリカの機嫌を取り、アメリカに捨てられないためには、自国民の反対感情など無視して、新基地を造ってアメリカに献上しなければなるまい』と考えているのならば、むしろ辺野古移設を断念して沖縄県民の反感を緩和し、将来アメリカ側が要求してくるであろう海兵隊や米陸軍の対中接近阻止用ミサイル部隊を沖縄本島や先島諸島、それに薩南諸島や九州にも展開させることを容認するように日本国民を説得するほうが、よっぽどアメリカに対する機嫌取りになるに違いない。」
なぜ辺野古移設が決まったのか。
以下は私のコメントです。
重要な軍事基地をマヨネーズ地盤の上に10年かけて建設するなどというのが、防衛上どれだけ愚かな施策であるかは明らかです。
重要な軍事基地は、陸上に作るべきものです。仮に攻撃を受けてもすぐに修復ができる。
また更に言えば、万一のときには、長い滑走距離を要する大型輸送機などが発着できなければなりません。
それらを踏まえてキャンプシュワブなど陸上に基地を作るという構想もあったのです。
いつの間にやら辺野古だけになってしまいました。
どうやらそれは、土建業者らが利権がらみで政治家に接近したからではないのでしょうか。
そのような経緯は次の書物をご確認ください。
【9月17日追記】
もう一言申し上げます。中国の台湾侵攻が現実の危機となっている今、10年もかけて重要な軍事基地をのんびりと建設している余裕があるのでしょうか。
一言で申し上げます。
「辺野古移設が唯一の選択肢」と繰り返す人々こそが、我国と世界の平和に危険をもたらしているのです。
国家の役割、政治家の役割は、まず、国家と国民の安全を守ることです。
偏狭なこだわりのまま、この国の危険を看過する人に政治家の資格はありません。
それこそ「辺野古移設が唯一の選択肢」とこだわり続ける人々の背後に、外国からの策謀があったとしてもおかしくありません。それぐらいの大きな問題なのです。
銅鑼猫