toranekodoranekoのブログ

虎猫・銅鑼猫など様々なブロガーが参加しているサイトです。クリスチャン、社会保険労務士、多言語活動家、女性キャリア官僚、科学ライター、うるさいばあさんまで、多士済々。お楽しみください。

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

「事業再構築補助金」に取り組む喜び(事業主の想いを自ら感ずる体験)


1.事業再構築補助金とは何か。
(コロナこそチャンス、思い切った事業再構築に挑む事業者を支援する補助金です。)
事業再構築補助金は中小企業庁が所管しています。
「ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援し、日本経済の構造転換を促す」という目的の補助金です。
既に第5回の申請手続きが完了し、審査待ちです。


(3月29日追記・修正)
第5回の採択発表は6月上旬~中旬予定とされています。


さらに、令和3年度補正予算額としても 6,123億円計上済み、令和4年に3回程度の公募が実施されます。
次回第6回公募は3月28日に公募開始され、申請受付は、5月下旬~6月上旬開始予定とされています。


事業再構築補助金令和3年度補正予算の概要


事業再構築補助金ポータルサイト
(事業再構築補助金関係の各種資料がまとめられています)


2.私の不思議な体験(第5回7件のお手伝いのときの体験です)
第5回の公募は2月17日受付開始、3月24日に締め切られました。
私は様々な方からご依頼を受けて、この第5回では7件の申請をお手伝いいたしました。


その時に不思議な体験をいたしました。
事業主様のお話を伺いながら、申請のための事業計画書などを作成していきます。
事業主様に書いていただくフォーマットの中に「事業にかける想い」という欄を設けておきました。
事業計画というのは、自社のこれまでの事業と異なる新たな事業に取り組んでいく、その内容をまとめていくものです。
事業主として、「この新しい事業についてどうしても一言言いたい」、そんなことがあれば「事業にかける想い」という欄に書いてみてください、とお願いしていたのです。
事業主の皆さんはそれぞれ一生懸命に書いてくださいました。
それを読むうちに、自分自身が事業主としてこの新しい事業に取り組んでいく、そんな気持ちになってきました。
事業主様の熱い想いが私に乗り移る乗り移ってきた、そんな思いでした。


農作業の共同体に参画する人たちの希望で、テレワークができるコンテナハウスを設けることにしたい。
これでご自分の今の仕事をそのまま継続しつつ、ご家族で農作業に取り組める。新しい生活の拠点になっていくだろう。


コロナの中ではマスク姿が常態だったが、コロナ禍が落ち着き顔出しが普通になれば、自分の顔の姿を気にする人が多数出てくる。フェイシャルエステはそのような人々の役に立つ社会的に有意義な事業となるはずだ。


児童生徒向けの英会話教室に注力してきたが、保護者が集える場所がほしい、子供たちの軽食やお弁当も提供してほしい、という声が多数寄せられている。
それならば、思い切って空き教室を使ってカフェを作りましょう。


等など・・・。


申請の期限が迫り、苛立ちもつのる中で、事業主様の熱い思いに突き動かされ、信じられないようなペースで計画書を書き進めていくことができたのです。


3.新規事業大成功の一例
もう一つ。昨年末に締め切られた第4回の申請です。
パチンコ屋さんがコロッケのフランチャイズチェーンに加わってコロッケ店を新たに立ち上げたい。そんな話が申請期限間際に急に飛び込んできました。
連日打合せし、どんどん計画書を練り上げていき、申請期限ぎりぎり滑り込みました。


ところが結果は不採択・・。
事業主様から、「ダメ元でもと思っていたが、不採択はやっぱり辛い。第5回で再チャレンジしたい」とのご連絡があり、こちらもその心づもりでいました。
ところがその後連絡なし。
ようやく何日か経ってから連絡をいただきました。
「新規開店したコロッケ店が大繁盛、朝から晩まで休む暇もなく、その後本業の対応。
睡眠数時間という日々が続き、申請準備が全くできない。」


新事業がお客様に圧倒的な支持を受けたのです。


事業再構築補助金の採択・不採択はちょっとしたことで運命のわかれ道となることもあります。
でも、事業計画を一生懸命に作ってみれば、事業主様が新たに進むべき道がはっきりとわかります。
この事例は、補助金申請は不採択でも、事業そのものはお客様が審査員となって「大繁盛」という審査結果をはっきりと伝えてくださったのです。


4.年金生活者の想い
私は71歳、喘息持ちのハイリスク者です。
それでもオンラインの活用で、全国を股にかけて(?)熱い志を持つ事業者様をサポートすることができるのです。
ボケている暇などありません。
第5回締め切り間際の追い込みの時は、夜遅くまで仕事し、バタンキュー。
ぐっすり眠って翌日はまた頑張れる。そんな日々が続いたのです。
おそらく、事業主様の熱い思い、心からの祈りが私を支えてくださったのでしょう。


ようやく第5回が終わりました。積み残しの確定申告にこれから取り組みます。
(私自身がコロナで様々影響を受けており、国税庁の個別延長の取り扱いを適用させていただく予定です。)


(参考)
2月3日国税庁報道発表資料より
【所得税等の確定申告について】
新型コロナウイルス感染症の影響により申告期限までの申告等が困難な方へ


銅鑼猫

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