今こそ新型コロナに立ち向かう(27)熱中症のリスクを理解しているのか。
東京オリンピックを開催する、と主張する方にお伺いします。
熱中症の季節です。多数の救急搬送に対応できる態勢があるのですか。
令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送状況をご存知ですか。
総務省の発表によれば、全国における熱中症による救急搬送人員の累計は 64,869人でした。
東京都だけで5,838人、初診時における傷病程度別(人)の内訳は次の通り。
死亡2、重症256 中等症2,183 軽症3,397人です。
新型コロナが蔓延して救急搬送しても受け入れられない事態が頻発しています。
東京オリンピックを仮に有観客で実施すれば、熱中症の多発が当然想定されます。
昨年よりはるかに多数の熱中症救急搬送が発生するでしょう。
これだけを見ても、有観客など、正気の沙汰ではありません。
東京オリンピックを安全安心に開催することは、現実離れした妄想です。
安全安心を主張する人は、現実に何が起こるかを予想もせず目をつむっているのです。
銅鑼猫