くにたち市民オーケストラ(通称「くにオケ」)第45回定期演奏会
第45回定期演奏会
日時:2023年10月9日(日) 開場13:15 開演14:00
定期演奏会当日、13:30より、ステージにてプレコンサート(木管五重奏)を行います。 どうぞお気軽にお聴きください。
曲目:
・ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
・プーランク:バレエ組曲「牝鹿」
・ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 作品70
<アンコール>
・ドヴォルザーク:「スラブ舞曲集」より第10番
指揮:中島章博
会場:府中の森芸術劇場
冷たい雨の日でしたが、ともかく出かけました。
とてもチャーミングな木管五重奏のプレコンサート。
あのドヴォルザーク弦楽四重奏曲「アメリカ」です!
うきうきした気持ちのまま、本番のコンサート。
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
14世紀ローマで「最後のローマ護民官」と称された政治家です。
冒頭のトランペットは民衆蜂起を呼びかけるものとされますが、むしろ物悲しい響き、一人で覚悟を決めて立ち上がるリエンツィの覚悟を示しているように思われます。
素朴な力強さと明快な構成でとても親しみやすい曲です。
技術的に難しい曲ではないのですが、逆に、安直に取り上げてミスすることも見られます。
かつて私が所属していたオーケストラで、またある大学の交響楽団で、金管が凡ミスするのを見てきました。
今回の演奏は、しっかり練習されていることがよくわかりました。最後までわくわくしながら、楽しめました。
プーランク:バレエ組曲「牝鹿」
またまたこれは、なんという曲でしょう。いきなりジャズっぽい響きから、思わず手拍子・足拍子で踊りたくなるような、名演奏です。
路上ライブでこの曲をやったら、子供たちは大喜びするでしょう。大人たちも、夢中になるでしょう。
ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 作品70
ドヴォルザークの交響曲といえば第8番、そして第9番新世界より、と決まっています。
そんな思い込みは捨てましょう。こんな素敵な交響曲があるのです。
アマチュアオーケストラに所属していて、8番も9番も幾度か取上げました。
7番を演奏する機会がなかったことが悔やまれます。
広大な世界が眼前に広がります。
せめてこの日の胸の高ぶりを大切に心にとどめましょう。
そしてアンコールは私の大好きな曲でした。
ドヴォルザーク:「スラブ舞曲集」より第10番
冷たい雨にいささか落ち込み気味だった行く道。
帰り道は、ぽかぽかと温かい気持ちで、家路についたのです。
【以下はご参考までに】
以前に伺った演奏会より。
こんな雑文も。
虎猫