マイナンバーカード保険証の運用一時停止は必須。
(国立科学博物館:マイナンバーカードが恐竜にならないよう祈ります。)
マイナンバーカード保険証の問題点が続出している。
個人情報の紐づけの誤りは、医療過誤に繋がりかねない重大事である。データの信頼性が確認できるまで、マイナカード保険証の運用は一時停止するしかない。 医療機関の現場で、患者情報の取り違え防止にどれほど神経を使っているのか、知っておられるのか。
紙の健康保険証は安定して運用されている。廃止する理由はない。
将来的にマイナカード保険証が安定運用できるときが来ても、紙の保険証を併存させて不都合があるのか。必要に応じて、使い分けすればよいのではないのか。
政治の第一の役割は国民の安全を守ることだ。デジタル化もマイナンバーカードもその手段の一つにすぎない。手段と目的を取り違えてはならない。現場の意見を聞きながら、様々な選択肢を検討して政策を検討決定するのが、政治家ではないのか。
現状は、「デジタル化」という言葉に幻惑され「マイナカード普及」を自己目的化して、暴走してきたということに他ならない。
私たちはコロナの3年間、懸命に自制し生命と健康を守り抜いてきた。
いま、政府の愚策で私たちの生命と健康が脅かされている。
立ちどまって考え直すべきときだ。
銅鑼猫(社会保険労務士玉上信明)