toranekodoranekoのブログ

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事業再構築補助金は来年度も継続予定・内容はかなり変更あり?


事業再構築補助金ホームページで次の通り案内されています。


●事務局からのご案内
【事業再構築補助金 令和4年度補正予算の概要について】
令和4年11月8日、令和4年度第2次補正予算案が閣議決定され、事業再構築補助金については引き続き継続することが予定されております。
制度概要については以下をご確認ください。
※令和4年11月時点での情報になります。公募開始時期につきましては、予算成立後、準備が整い次第となりますので、詳細についてはお待ちください。


<令和4年度第2次補正予算案>事業再構築に取り組む皆様へ」


概要は以下の通りです。



令和4年度補正予算案の事業概要(PR資料)17頁より


中小企業等事業再構築促進事業:令和4年度補正予算案額 5,800 億円


事業概要(下線部は記録者によるものです)
長引く新型コロナウイルス感染症の影響に加え、物価高騰等により、事業環境が厳しさを増す中、中小企業等が行う、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応した、感染症等の危機に強い事業への大胆な事業再構築の取組を支援することで、中小企業等の付加価値額向上や賃上げにつなげるとともに、日本経済の構造転換を促すことを目的とします。
中小企業等の新分野展開等を支援する事業再構築補助金について、以下の所要の変更を行い、強力に支援します。


①物価高騰対策・回復再生応援枠の創設
 新型コロナの影響に加え、物価高騰等により業況が厳しい事業者や事業再生に取り組む事業者の事業再構築を引き続き支援するため、補助率を引き上げた特別枠を創設します。


②成長枠(旧通常枠)の創設、グリーン成長枠の要件緩和及び上乗せ支援の創設
 成長分野に向けた大胆な事業再構築に取り組む事業者に向け、売上高減少要件を撤廃した成長枠を創設します。
グリーン成長枠については、要件を緩和した類型(エントリー)を創設し、使い勝手を向上させます。また、これらの枠で申請する事業者の中で、中堅・大企業へ成長する事業者や、大規模な賃金引上げ等を行う事業者に対し、補助金額や補助率を上乗せします。


③産業構造転換枠の創設
 国内市場の縮小等の産業構造の変化等により、事業再構築が強く求められる業種・業態の事業者に対し、補助率を引き上げる等により、重点的に支援します。


④最低賃金枠の継続
 最低賃金引上げの影響を大きく受ける事業者の事業再構築を引き続き支援します。


⑤サプライチェーン強靱化枠の創設
 海外で製造する部品等の国内回帰を進め、国内サプライチェーンの強靱化及び地域産業の活性化に資する取組を行う事業者を支援します。



【記録者コメント】
①一読の限り、これまでの「通常枠」が、見当たりません。⇒11月16日訂正(汗。。)
コロナで売り上げが減った、というだけでは対象にならず、上記のそれぞれの枠の要件に該当する必要がある、という事のように思われます。
コロナの後の様々な情勢変化を見据えて、新しい重点的な補助対象への支援に注力するようです。
11月16日訂正
「成長枠(旧通常枠)の創設」とされていますね。
要するに売上減少有無を問わず、「成長分野に向けた大胆な事業再構築に取り組む事業者」を積極支援するものですね。
これまで本補助金の売上減少要件については、回を追うごとに次々緩和されてきました。
遂に売上減少要件そのものを撤廃したわけですね。


②予算規模5,800億円は、従来よりも少なくなっています。
予算の名称が「〇年度補正」となっていてわかりにくいのですが、実際の対象年度を考慮して比較すると次のようになります。
・令和3年度:1兆1485億円
・令和4年度:7,123億円
 (令和3年度補正予算6,123億円+令和4年度予備費予算額1,000億円)
  事業再構築補助金令和3年度補正予算の概要2.0版令和4年2月中小企業庁
  中小企業等事業再構築促進事業令和4年度予備費予算額 1,000億円
   (原油価格高騰・物価高騰等緊急対策枠)


銅鑼猫(社会保険労務士玉上)

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