夏の日のマーラー交響曲第3番
Claudio Abbado Mahler symphony 3
グスタフ・マーラーは1891年にハンブルク市立劇場の指揮者に就任、1893年からザルツブルクの東方50km、アッター湖畔のシュタインバッハで夏の休暇を過ごすようになりました。
当時、マーラーの助手であったブルーノ・ワルターがマーラーの招きでシュタインバッハを訪れます。
ワルターは峻険なレンゲベルクの岩山を見て感嘆しました。
ところが、その様子をみていたマーラーは、こう言います。
「ワルター君、見る必要はないよ。僕が全部作曲してしまったから。」
それがこの交響曲です。
8本のホルンの吹鳴から始まる夏の日にふさわしい大曲です。
演奏時間約100分!!
でも今なら、例えば、クラウディオ・アバドの名演を自宅のパソコンでもいつでも自由に聴くことができます。
暑い夏の日の夜、私は3日間に分けてこの曲を堪能しました。
大写しの各奏者にも親しみと共感を覚える至福のひと時でした。
レンゲベルク:出典Microsoft Beingレンゲベルク
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