改めて、安倍前総理 「桜を見る会」危機管理の失敗
(杉並区塚口公園の池に映った夕日)
昨年12月に私はこのようなブログを書きました。
この問題が顕在化したときに、事実を調べて素直に謝罪していれば何の問題にもならなかったでしょう。
今問題になっている前日の夕食会については、おそらく秘書は、考慮もないままに記載をもらし、そのまま本当のことを言いそびれていただけでしょう。
安倍前総理が荒唐無稽な答弁で、その場をしのぐような不誠実な対応をしたために、傷を深くしたのです。秘書としてももはや本当のことを言えなくなってしまったのでしょう。
そして秘書は立件されて犯罪者になってしまいました。
大した金額ではないのです。国会での大騒ぎがなければ、立件されることもなかったでしょう。
安倍前総理の対応のまずさから、秘書は身の破滅に追い込まれたのです。
無能なボスに仕えると、身を滅ぼします。
桜を見る会が象徴しているのは、この国の政治家たちの危機管理能力の不足です。危機が発生したときにどのようにダメージを最小限にするか、真剣に考えるべきなのです。さらには、災い転じて福とする方法を模索してみることです。ひょっとすれば、思いがけない未来が開けたかもしれないのです。
菅総理も、安倍前総理がもはや過去の人であることをよく認識して、自らの行動を考えるべきです。
日本学術会議の任命拒否問題は、前総理への忖度でしょう。もはや忖度は不要です。
素直に次のように対応すればよいのです。
「任命拒否は誤りでした。私の不明をお詫びします。改めて6人の方を任命いたします。
またこれまでの過程で、杉田官房副長官が、何の権限もないままに再三任命に口出しし、専横な振る舞いをしていたことも判明いたしました。直ちに更迭することを今回決定いたしました。」
銅鑼猫