toranekodoranekoのブログ

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新型コロナウイルスで危機管理を考える。

新型コロナウイルスに関して、危機管理の視点でこれまでを振り返ってみましょう。
いくつもの教訓が得られると思います。


1.ウイルスは変異する
インフルエンザウイルスでも流行の初期と後期とでは変わってきます。
流行の後期になると、変異種が現れてワクチンの効きが悪くなっていくことはこれまでも観察されているはずです。
新型コロナウイルスについて、若い人にはかからない、重症化しない、などといわれていましたが、事実は異なってきています。
はじめの楽観的な予想で安易な行動していたのではないか、よく考えてみるべきです。


2.最悪を想定して対策を練っておく。
危機管理の基本です。情勢は様々変化していきます。最悪を考えて様々な選択肢を用意し、準備を整えておく必要があります。
(例)
クルーズ船で厚労省職員は感染症対策に慣れているから検査はしない・・妄想も甚だしいのです。


3.戦力の無駄遣いをしてはならない。
限られた戦力は、重点的に投資しなければなりません。
今大切なことは医療崩壊を防ぐ事、病院や介護施設などのクラスター感染対策に徹底的に費用や人材を投入すべきなのです。
(例)
ガーゼマスク配布のためにどれだけ費用や人材が無駄使いされているか、よく考えるべきです。


4.国の安全に尽くした人に費用を負担させるな。
武漢からのチャーター便帰国について、当初は自費負担を求めていました。
批判を浴びて公費負担に変更されました。
その後の海外帰国者の扱いについて、ホテルなどでの待機を要請しながら、ホテル代その他は自己負担を求めていたのです。応じずに帰宅してしまった人を責めるのは簡単です。
国家として、本人に足止めを要請するなら、それに必要な費用は国家で負担すべきなのです。国家として国民の安全を守るための行動を要請した以上は、本人に自己負担などさせてはならないのです。



5.我国の衛生習慣を大切にする。
うがいやマスクは役に立たないと、批判する人が沢山います。
いまどきになって、実はマスクは、接触感染から経口感染に至ることを防ぐに役立つ、と言われるようになってきました。
マスクをつける習慣がなかった欧米諸国で、いまではマスクが強く推奨されようになっています。
うがいというのも、我国独特の習慣ですが、おそらくそのうちに、その効果のほどが明らかになるでしょう。
単なるウイルス対策にとどまらず、保温保湿効果、血流促進による効果など、私たちは、自分の体でよく理解できているはずなのです。
危機のときに大切なことは、理屈を振り回すよりも自分の体に聞くことです。
悪いことでなければこれまでの健康習慣を継続すればよいのです。


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