toranekodoranekoのブログ

虎猫・銅鑼猫など様々なブロガーが参加しているサイトです。クリスチャン、社会保険労務士、多言語活動家、女性キャリア官僚、科学ライター、うるさいばあさんまで、多士済々。お楽しみください。

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

バーチャルオフィスが拓く新しい世界。いま、オフィスも働き方も大きく変わる!!


テレワークで勤怠管理ができるのか。
目の前に部下がいないのに、どうやって人事評価をするのか。


そのような、テレワークへの素朴な疑問をもっている方が、いまだにおられます。
バーチャルオフィスシステムを使えば、このような問題は、一発で解消します。


もとより、通勤に困難を抱える方々のため、テレワークは有効な手段であり、バーチャルオフィスを使えば、通期の問題は一発で解消します。
育児・介護・病気治療との両立、高齢者雇用、障害者雇用、遠隔地勤務、それこそ海外の方を仲間に迎え入れるのも簡単です。


それだけではありません。
バーチャルオフィスの説明を聞いて、次のようなことを考えました。

新しいオフィスのコンセプト、新しい働き方への貴重な手がかりとなります。


①小規模事業者で、オフィス賃料の高騰に悩んでいる。思い切ってバーチャルオフィスに切り換えよう。


②新しい秘密プロジェクトを立ち上げる。情報管理を徹底する必要がある。
そのために本当は新しいオフィスが欲しい。
そんなお金はないので、プロジェクトメンバーだけが利用できるバーチャルオフィスを作ってみよう。


③当社は直行直帰の営業担当者を多数抱えている。誰がいつどこで仕事をしているのか、把握できないので、営業日報を提出させているが、日報作りに大変手間がかかっている。
いっそのこと、営業担当者専用のバーチャルオフィスを作り、それぞれの担当者に専用のバーチャル打合せブースを作っておけばいい。
「移動中」というブースを設けておけばよい。
すなわち、担当者Aが、東京の自宅を出発して千葉県のクライアントを訪問するときには、自宅出発時に「移動中ブース」に入り、クライアント到着時に「担当者A打合せブース」に入るようにすればよい。
こうしておけば、システム上で、移動、商談の時間も容易に管理でき、どれだけの時間どの取引先で業務をしていたかが、容易に把握できる。
もはや労働基準法の「事業場外みなし」といった仕組みを使う必要性はなくなる。


④裁量労働制についても③と同様だ。労働時間管理は容易にできるようになる。


このように考えていけば、「事業場外みなし」のみならず「裁量労働制」も、存続する意義があるのか、改めて検討が必要と思われます。
なお、これらのバーチャルオフィスシステムは低廉な料金で利用ができます。


使用者として、利用料金がもったいないから相変わらず「事業場外みなし」や「裁量労働制」にこだわっていると、何らかの問題発生時(例えば過重労働、ヤミ残業)に、厳しく責任を追及されることになりかねません。


思うに、我国の経営者が「事業場外みなし」「裁量労働制拡大」あるいは「高度プロフェッショナル」等にこだわるのは、経営者としての意識の低さの表れです。
労働時間こそが貴重な経営資源であり、正確な管理が必要だという、問題認識が欠けているのです。労働時間管理をともかくさぼることに汲々とし、我国の労働生産性が低いままになってしまっているのです。
デジタル化が進む現在、新しいシステム等の内容・状況を把握して経営に生かすことを考えるのは、経営者としての「1丁目1番地」です。


銅鑼猫(社会保険労務士玉上)

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