成年後見制度利用が進まない。解決策はある。
成年後見制度、進まぬ利用
「報酬一生」「手続き煩雑」で敬遠 柔軟な選任・交代必須
「厚生労働省の推計では、認知症の高齢者は20年時点で約600万人。これに対し制度利用者は21年時点で約24万人で、単純計算で約4%にとどまる。要因の一つが家族側のニーズとのミスマッチだ。」
「成年後見制度の相談を受ける一般社団法人「後見の杜(もり)」(東京・目黒)の宮内康二代表は「申請しても親族が選ばれるとは限らず、裁判所による選任の基準も分からない。後見が必要となる場面が終わっても報酬の支払いが続き、使い勝手が悪い」と指摘する。」
私は成年後見制度創設時に、金融機関の実務家として専門誌に論文を書いたこともあります。現状は本当に歯がゆい思いです。
「新成年後見制度と銀行取引」金融法務事情48巻4号(2000年2月)
「金融取引と成年後見の実務」ジュリスト1211号(2001年11月)
一方ではなぜ、「後見制度支援信託」について日経新聞記事で取り上げていただけなかったのかが残念です。
本人・家族の意向を十分に反映し、取引の安善を図る制度です。
裁判所パンフレット
成年後見制度-詳しく知っていただくために-PDF
後見制度において利用する信託の概要PDF
信託協会パンフレット
【こちらもご参考までに】
銅鑼猫(社会保険労務士玉上信明)