改めて普天間問題:「フテンマ戦記」と「朝日新聞素粒子」
(善福寺川公園)
「フテンマ戦記」の著者が憤っておられます。
この記事をご覧ください。朝日新聞の恥ずべき無知への怒りです。
大事な部分を引用します。
「辺野古に移設を決めた元凶を米国だと決めつけているではありませんか。これは、「ライバル国」として中国、ロシアを批判していることからも、よく言われるような朝日新聞の左翼的な傾向が原因ではありません。
政治家、官僚、学者、マスコミをはじめとする日本人が外交・安全保障・危機管理を苦手としていることの現れなのです。
日本国民のほとんどが誤解してきたことですが、普天間問題は基本的に日本の国内問題なのです。返還までは日米交渉の対象でしたが、合意後は日本の国内問題として解決すべき課題となりました。それなのに、日本政府はその点を理解できず、一貫して米国側の顔色をうかがい続けてきたという点が問題なのです。」
「普天間問題に関する米国側の基本姿勢は、移設によって軍事的能力が低下せず、同時に負担軽減を進めて沖縄県民の対米感情を悪化させないようにする、という2点に尽きました。これは25年前も現在も変わりません。
あとは日本側が、米軍の作戦所要を満たし、沖縄県民の半数以上が受け入れに同意する移設計画を示すことです。しかし、日本政府は軍事の基礎知識すら持たない官僚機構に丸投げし、そこに生じた土木工事などの利権に日本側の政治家や官僚OBが群がり、辺野古案のようなおぞましい計画を生み出してしまったのです。」
私なりにコメントします。
「辺野古が唯一の選択肢」は大きな間違いです。
重要な軍事基地をマヨネーズ地盤の上に10年かけて建設するなどというのが、防衛上どれだけ愚かな施策であるかは明らかです。
重要な軍事基地は、陸上に作るべきものです。仮に攻撃を受けてもすぐに修復ができる。
また更に言えば、万一のときには、長い滑走距離を要する大型輸送機などが発着できなければなりません。
それらを踏まえてキャンプシュワブに基地を作るという構想もあったのです。
いつの間にやら辺野古だけになってしまいました。
ぜひ、冒頭でも申し上げましたが次の書籍を参照ください。
銅鑼猫