toranekodoranekoのブログ

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

「障害者雇用」だけの問題と思うな。官庁等の無能・無責任・恥知らずは底なしと考えよ。

 中央省庁や地方自治体で、障害者の雇用人数の算定において障害者手帳所有者という要件に合わない人も含めていたということで、問題になっています。
障害者雇用率の算定対象となる障害者は手帳所有者です。明確にされています。
 各省庁は、何を間違えたというのでしょうか。障害者雇用の助成金に関しては、さらに幅広い定義がありますが、こちらと取り違えたとてもいうのでしょうか。
お役所が定める明確な定義すら勝手に拡大解釈するというなら、ことは障害者雇用の問題だけではないでしょう。各省庁・自治体では、他の問題でも勝手解釈がまかり通っているのでしょう。


 誤解のないようにはっきりと言っておきます。我国の中央省庁も地方自治体も、無能で無責任、恥知らず、ということです。所管省庁が明確に定めた基準すらまともに読みこなせず、勝手に解釈して、あとでバレると、基準が曖昧だった、などとでたらめな言い訳を言うのです。
 障害者雇用の問題だけ調べてけりをつけてはなりません。役所の無能と無責任を前提にして、他の様々な問題についてもいかに厳格な統制を図るかを真摯に考えるべきです。


【参考】
厚生労働省「障害者の雇用」サイトより】
「1.障害者雇用率制度
(中略)
《「障害者」の範囲》
障害者雇用率制度の上では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所有者を実雇用率の算定対象としています(短時間労働者は原則0.5人カウント)。
 ただし、障害者雇用に関する助成金については、手帳を持たない統合失調症、そううつ病(そう病、うつ病を含む)、てんかんの方も対象となり、またハローワークや地域障害者職業センターなどによる支援においては、「心身の障害があるために長期にわたり職業生活に相当の制限を受け、又は職業生活を営むことが著しく困難な方」が対象となります。」


銅鑼猫

「ガリラヤのイエシュー」 この豊饒な世界

「ガリラヤのイエシュー」日本語訳新約聖書四福音書(山浦玄嗣訳)
(イー・ピックス出版)





 福音書を何と!・・各地の方言で翻訳、本文中に詳しい解説も書き込まれて同時に読める、画期的な聖書です。
イエス様はガリラヤの弟子たちにケセン語(気仙地方の方言)で、元気いっぱいに呼びかけます。(以下、引用個所は強調文字。章・節の番号は新改訳の該当箇所を示します)
「やい、お前達、俺について来オや!そうしたら、お前達ば人を漁(すなど)る浜人(はまど)にしてけんべア。」
その後がまた分かり易いのです。
「それを聞くや、この二人は(大喜びに喜び勇み)、すぐさま網を打ち棄てて、イエシュー様について来た。」(マタイ第4章第19節)


各地を回るうちに各地の言葉で話す人々と巡り合います。仙台弁、津軽弁、名古屋弁、長崎弁・・・
ローマの百人隊長(足軽百人組の組頭!)などローマ人は薩摩弁です。
「もし、旦那さア。我が家の下男が中気に罹つ(罹り)、家で臥せっちょい申してなア、酷く苦しんぢょい申す。」(マタイ第8章第6節)
しかも、その前後には「ユダヤ人にとり、ローマ兵は憎っくき敵・・」という講談調の分かり易い解説が示されて、状況がありありとわかるのです。
いくら丁寧な注でも、細かな文字で下の方に記されていては誰も読みません。本書では、本文と解説が一体でわかりやすく一気に読めるのです。


そして、都エルサレムの人々は都ということで京言葉で話すのです。
イエス様のエルサレム入城のために弟子たちが驢馬の子を引こうとしたときに、びっくりしたエルサレム近郊の村人の言葉
「あんなあ、その子驢馬[の綱]解いて、どないすんのやね。」
(マルコ第11章第5節)


各地の人々と話すときのイエス様は標準語ですが、ガリラヤのお弟子様との会話はやはりケセン語です。


イエス様のお姿はあくまでも明るく元気いっぱいです。豊穣な日本語の世界、新しい聖書の世界がまばゆいばかりに輝きます。


それからイエシューさまはペトロに言いなさる。
「さア、俺に付いで来オ!」

(ヨハネ第21章第19節)


【注】2013年1月に東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿した記事です。あのワクワク感を思い出して再投稿しました。


虎猫

LRセミナー18/9/12(水)「不正・不祥事防止の2つの視点~監査と職場管理~」

【8月25日追記】満員御礼
 本セミナーは、参加ご希望者多数で満席となりました。
セミナーの模様などは後日ブログでお知らせいたします。
参加ご検討されていた方には、誠に申し訳ありません。



9月12日(水)18時半から表記のセミナーを開催いたします。
公認会計士の辻さちえ先生のご講義に銅鑼猫(玉上)も加えていただくセミナーです。
私が不正・不祥事の研究に本腰を入れたのも、辻先生のセミナーを受講したのが一つのきっかけです。この機会に少しでもご恩返しができればと思い、精一杯努めます。
以下の案内をご覧ください。
この内容で費用1000円!大変お得だと思います。


お申し込みは一般社団法人リーガル・リスクマネジメント研究機構(LR)ホームページよりお願いいたします。


【LR】~セミナーのご案内~9/12(水) 「不正・不祥事防止の2つの視点~監査と職場管理~」
【日時】 2018年9月12日(水)18:30~20:30 (受付開始18時。終了後懇親会あり)
【会場】トムソン・ロイター・ジャパン株式会社 セミナールーム
     住所:〒107-6330 東京都港区赤坂 5-3-1 赤坂Bizタワー30階
           
  次回9月のLRセミナーのテーマは「不正・不祥事の防止」です。
  一言で「不正・不祥事」といってもその範囲は広範ですが、セミナー前半は「会計不正」を中心に、株式会社エスプラス代表取締役であり、公認会計士、公認不正検査士、日本公認不正検査士協会(ACFE JAPAN) 理事の辻さちえ先生にご講義を賜ります。


  さらにセミナー後半は、「職場管理と不正・不祥事防止」の視点で、社会保険労務士の玉上信明先生に登壇頂き、不正のトライアングル理論を組織内不祥事の防止に活用するなど、職場のマネジメント強化の観点からご講義頂きます。


  今後も企業にとっては、「コンプライアンスをいかに組織内に浸透させるか」、「いかに実効性のある不正・不祥事防止策を講じるか」が重要課題となります。コンプライアンスや不正・不祥事防止について、どこから着手すべきか、何を基軸にすべきか、どこまで対策を講じるべきか、といった問題意識をお持ちの皆様、特に、法務・コンプライアンス部門はもちろん、財務経理部門、人事部門、監査部門の皆様にとっても大変有益な内容のセミナーです。


社内やご友人等にもご自由にご転送・ご展開ください。
皆様のご参加をお待ちしています。


(LR 代表理事・森健、理事・結城大輔)


【注】一般社団法人リーガル・リスクマネジメント機構(LR)の活動の一端は、次のブログもご参照ください。
新任役員必携この2冊!(「図解新任役員のための法務・リスクマネジメント」「社長のための残業時間規制対策」)


銅鑼猫



赤ちゃんを守る「抱っこ・キッス」システム(航空・防衛産業の技術)

 以前に入院していた時、病院で配られていた雑誌にこんな記事がありました。抜粋してご紹介します。
反田篤志「ミス防ぐシステムを 他産業から学び構築(内側から見た米国医療2)」
(ロハスメディカル2012年12月号)


 アメリカの病院の産婦人科で、赤ちゃんの誘拐や取り違えを防ぐための新しいシステムが導入されました。Hugs & Kisses(「抱っこ」と「キッス」)システムと言います。
 赤ちゃんとお母さんに同一識別番号のIDチップが入った「タグ」を身に着けてもらいます。赤ちゃんの足首には「Hugs(抱っこ)タグ」、お母さんの手首には「Kisses(キッス)タグ」です。Hugsが付けられた赤ちゃんはコンピューターで位置情報が管理され、例えば赤ちゃんが新生児室から出されると、自動でアラームが鳴ります。
 赤ちゃんを新生児室から動かせるのは、対応するKissesを持ったお母さんだけです。お母さんが赤ちゃんを抱っこして産婦人科病棟内を移動するなどは自由にできます。しかし、お母さんでも病院に無断で赤ちゃんを産婦人科病棟から連れ出すとアラームが鳴り、他の病棟や階段への扉が自動でロックされるなど、二重三重の防護壁が張られるようになっています。


 病院など医療業界では「ミスは人間の注意で防げる」「不注意は悪」という考え方が強く、問題が起これば「ミスをした本人が悪い」といわれるのが普通でした。
 この考え方を変えたのは、航空業界や防衛業界など他産業で働いた人です。このような人々の目には医療業界がとてもミスの発生しやすい環境と見えたようです。Hugs & Kissesなどのミス防止技術や理論の多くは航空業界や防衛業界などで発達したものです。
ミスが人の生死に直接かかわるリスクの高さは、医療業界でも航空業界、防衛業界でも変わりありません。他産業で発達した技術や理論を上手に生かし、ミスの起こらない仕組みを作り上げることが強く求められています。


 虎猫の感想を一言添えます。
この記事は医療業界について取り上げたものですが、どんな業界でも変わりはありません。人間は過ちを犯します。過ちの原因を現場にいた人の「不注意・怠慢・不届き」等と責め立てるだけでは問題は解決しません。一人の人が過ちを犯しただけで問題が発生するなら、それはシステムの不備なのです。
 ひとりのミス・過ちが大事に至らないように「過ちを犯さない仕組み」を構築したのが、このHugs & Kissesシステムでしょう。さらに「過ちを早期に発見する仕組み」「発見した過ちを早期に是正するシステム」の3本柱がシステム構築の原則とされています。
人の弱さを知りましょう。その弱さをカバーするのは人の知恵です。それでも過ちが防げなければ、過ちを赦すのは神です。


「大祭司は自分自身も弱さを身にまとっているので、無知で迷っている人々に優しく接することができます。」(新約聖書ヘブル人への手紙第5章第2節:新改訳2017版)


そのほか参考文献
畑村洋太郎「失敗学のすすめ」





【注】2013年6月東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に掲載していた記事です。様々な事故や不祥事の検討をしている中で思い出したので投稿しました。


虎猫


乾いたタオルは絞れない。馬車馬は崖から落ちる。

 日本企業はなぜ迷走しているのか。
理由が二つあります。お2人の方の議論を紹介します。
私なりに印象的なところを取り出して配列してみました。
ぜひ、元の論説に目を通していただくことをお勧めします。
 終戦記念日が近いこの日、お二人の議論を読み返してみると、日本の敗北の理由が分かるような気がして、背筋が寒くなります。
そして、いま、あいも変わらず脇目も振らず働くことを美徳と考えて邁進するこの国の勇士たちがそのご家族も含めて、実は破滅にまっしぐらに進んでいる、そのようなイメージが頭の中をよぎります。
様々な不正・不祥事が発覚しています。その原因の一つも、この国の人々の的外れな真面目さ、狭量さにあるのではないでしょうか。
もう一度、立ち止まって考えてみませんか?
もう一度、私たちの生き方働き方を見直してみませんか?
少し違った角度から見直せば、きっと新しい道が開けます。


1.乾いたタオルは絞れない。
東京大学東洋文化研究所教授 安冨歩さん
出所:BizHint
「意味のあること」に手を出せない日本企業【東京大学東洋文化研究所教授 安冨歩さん】


①乾いたタオルは絞れない。
「乾いたタオルからは水は出ないのに、出ると信じて絞りまくっていることです。水を出したいのなら、タオルを濡らすか、濡れたタオルを探さなければならない。そのために 一番手っ取り早いのは、これまで組織にいた人材とは違う人を入れる ということ、すなわちダイバーシティです。日本語もろくにできない海外の人を採用してみれば、自分たちが当たり前と思っていることが当たり前でないことが分かりますよね。」


②効率を追求しすぎた日本企業
「ドラッカーは、効率性は副次的な概念でしかなく、 重要なのはEffectiveであること と言っています。Effectiveは翻訳が難しい言葉ですが、私は 有効性、つまり『意味のあること』と捉えています 。効率から出てくるのが利益。意味のあることから出てくるのは事業。つまり、意味のあることをすることが事業を展開するための重要な要素であり、そのうえで効率を求めないとダメということなんです」
「日本人には、たくさんの機械を一糸乱さずに動かすとか、命を懸けてもビス1本を守り抜くといった美徳が備わっています。自分に与えられた役割を責任もって全うする人たちが集団でいたので、非常に競争力が高かった。でもこの 美徳は、Effectiveness――意味のあることではない 。意味のあることか否かを考える必要がないぐらいに効率がモノをいう時代だったから成功できただけです。言い方を変えれば、仕事の意味などを考えずに自己犠牲をしてラインを守れば給料が倍になる。すべての企業や組織は、こうやって動いていたんですね」
「東西の冷戦時代、日本が世界中に商品を送出しなければ、アメリカはソ連に負けていた可能性もあります。日本は、この時代にあまりにも成功してしまったから、効率性が最重要課題になってしまった。みんなで右向け右。 余計なことは考えずに手を動かすというのが、私たちの精神そのものになってしまった のです」


こういった世の中においては、多様性は必要ない。むしろ、害悪でさえあるのです。


「右といえば右を向く人間ばかりをたくさん集めれば、効率は良くなります。効率を追求するためには、ダイバーシティは排除すべき。だからこれまで、多様性やダイバーシティは俎上に上がってこなかったのです」


2.馬車馬は崖から落ちる
エム・アイ・アソシエイツ株式会社 代表取締役
松丘 啓司さん
出所ヒューマンキャピタルオンライン
成果主義人事の限界シリーズより


「アジャイルな人事変革の必要性」より
「成果主義人事は中央集権による業績管理を徹底させるための制度でした。全社目標の達成を最重要課題として組織を動かすために、個人に目標をブレークダウンして、人事評価の面から外発的に動機付ける制度が成果主義人事であったといえます。そのため、制度は法律のように精緻でなければならず、その運用は厳格なものでなければなりませんでした。人事はあたかも「制度の番人」のように、管理・統制を行う役割を担っていたのです。 しかし、管理・統制からはイノベーションは生まれません。」


「VUCAの時代と成果主義人事のミスマッチ」より
「論理的な分析ばかりではなく、こんなサービスがあったら便利そうだとか、こんなサービスが欲しいとかいった、どちらかというと感覚的な理由からでも、小さく始めてみて、ユーザーの反応を機敏に取り入れながら育てていくことが、逆にビジネスを成功させるための方法論になりつつあります。また、そのようなアプローチを可能にするためには、現場においてトライアンドエラーが奨励される環境が必要とされるのです。」


銅鑼猫