これに関連するブログをご紹介します。
なお、最近のトラブルは、入力画面の設計ミス、出力時のチェックシステムの不備など、システムの基本設計の問題と思われます。
これを「(システム外の)人為的ミス」と担当大臣が発言しているようです。このようなことこそ、デジタルリテラシーの乏しさの表れでしょう。この点は別途検討したいと思います。
→6月3日にこの点を取りまとめた新しい記事を投稿しています。(末尾ご参照)
「政府から受注したITゼネコンには自らソフトウェアを書く人・書ける人がおらず、仕様書を書いて下請けに丸投げするだけ
その下請けは、大学でちゃんとソフトウェアの勉強をしていない文系の派遣社員を低賃金で雇い、劣悪な労働環境でコードを書かせている
書かれたコードをレビューをする習慣やシステムが存在しない
クライアントの打ち合わせ、仕様書の作成、見積書の作成などには膨大な時間を書けるわりに、コードのクオリティを上げることには時間をかけない
ITゼネコンには役所からの天下りが、下請けのソフトウェア会社にはITゼネコンの天下りが役員・顧問・相談役として働いており、ほとんど仕事をせずに「口利き」だけをして高給をもらっている。
などの、日本特有の事情があると考えて間違い無いと思います。」
現在でも、独立組織は形ばかりできたといっても、内容が伴っていないのです。
(問題点対策メモ)
①入力画面で住所氏名を表示する。あなたの画面で間違いないですね?
②健保組合などでの紐づけのさいは、4項目を2人で別々に確認し、一致して初めて更新されるようにする(入力・ベリファイ:入力ミスを防ぐ基本的な設計)
③出力のさいにも、キオスクで出力情報を取得した段階で、「今から出力するのは○○様の住民票です」と画面表示する。そもそも、別人の出力情報が紐づけされるのはシステムの基本設計にミスがある。
この点について、以下のブログで深掘りしています。是非ご一読ください。
銅鑼猫(社会保険労務士玉上)