上記の通り公表されており、10月3日ブログでご案内の通り、第7回と大きな相違はないようでしたが、注意点があります。
最低賃金枠の要件が変更されています。
ホームページ冒頭の「●事務局からのご案内」の次の内容です。
「令和4年10月に全国平均31円の最低賃金引上げが予定されていることから、最低賃金枠の要件見直しを行います。詳細はこちらをご確認ください。」
この表の通りです。
変更点は三つ。
2021年10月、更に2022年10月に最低賃金が引き上げられることから、最低賃金要件については、2021年10月の金額をベースにすることとなりました。
そこで、最低賃金枠要件全体を見直し、緩和措置が図られています。
①「最賃売上高減少要件」(いわゆる30%要件)⇒撤廃
②最低賃金要件の対象期間変更
2020年10月から2021年6月⇒2021年10月から2022年8月
この期間の間で3ヶ月以上最低賃金+30円以内の従業員が10%以上いること。
この最低賃金としては2021年10月の金額を用いる予定とされています。
これまでは2020年10月の金額でした。
(最低賃金近くで働いている従業員が一定比率以上の事業者に対する特別措置であり、
最低賃金要件のいわば本質です。)
③製品等新規制要件の緩和
「製造等に用いる主要な設備を変更」というのは必須要件から外れました。
なお事業再構築補助金ホームページに掲載されている「最低賃金確認書」Excelについては、記載されている最低賃金表が2020年10月のままです。
2021年10月の最低賃金表への差し替えがまだ行われていません。
この点について17日、事業再構築補助金事務局にも確認しました。
早急に対応される予定とのことです。
⇒20日補助金事務局よりご連絡あり。
現在展開中の「最低賃金確認書」エクセルは第7回まで使用されるものでした。
第8回に向けた更新は一両日中に行う予定です。
⇒11月3日追記:本件まだ更新されていません。事務局に連絡するのも面倒です。最低賃金確認書をお使いになる時にはご注意ください。
事業再構築補助金第8回の概要や基本資料については、次のブログをご参照ください。
そこでも記載しましたが、来年度以降の対応がまだ決まっていないようです。
申請予定の方はこの第8回でぜひ申請されることをおすすめします。
特に「事前着手申請」等を検討されている方は、今回が最後のチャンスかもしれません。
昨年2021年12月20日以降の支出について補助対象経費と認められる可能性があります。
銅鑼猫