toranekodoranekoのブログ

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明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
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「カスタマーハラスメント」警察との相談をためらうな。

厚生労働省 ポータルサイト掲載のポスター



カスタマーハラスメントは、お客様の不当な要求、あるいは理不尽な言動を指す言葉です。
商品に問題がないのに「気に入らないから取り換えろ!」
仮に商品に問題があったとしても、長時間居座って暴言を繰り返す、土下座を強要するなどは理不尽な言動です。


状況次第では警察との相談もためらうべきではありません。厚生労働省のカスハラ対策企業マニュアルなどでも明記されています。


マニュアル26頁以下「ハラスメント行為別:顧客への対応例(一部を要約して引用)」


時間拘束型(顧客が従業員を長時間にわたり拘束、居座り、電話をし続ける)
応じられないことを明確に告げ、一定時間(たとえば30分)を越えたら毅然と退去を求め、あるいは電話を切る。顧客が退去しない場合は弁護士や警察への通報も検討する。


リピート型(理不尽な要求を繰り返し求める)
対応できない旨をはっきり伝え、今後同様の問い合わせを止めるよう伝える。状況に応じて、弁護士への相談や警察への通報等を検討する。


マニュアル52頁「企業のチェックシート」より
「最寄りの警察等の連絡先は周知されているか」


「警察沙汰にしたくない」「警察は民事不介入だ」等というのは間違いです。
市民の安全を守るのは、警察の本来の役割です。
そして、従業員の安全を守るのは企業の当然の義務です。
「安全配慮義務」として労働契約法でも明記されています。


【YouTube も公開しています】

「カスタマーハラスメント」警察との相談をためらうな。




【こちらの記事も参考までに】



銅鑼猫(社会保険労務士・健康経営エキスパートアドバイザー玉上信明)

労働紛争を避けるために経営者・管理者が注意すべき落とし穴(1月17日YouTube 公開)


ご存知でしたか?
①契約社員には、正社員と違って通勤手当を出さない。
こんなことをしていたら、社員から損害賠償請求を受けても文句は言えません。
②飲食店従業員が勤務中にお皿を割っても、賠償を求めることはできません。給与天引き等はもってのほか。ご存知でしたか。
③「無断残業には残業代は出せない」本当に当たり前ですか。紛争になりかねません。
④「最高裁判所が非正規社員への賞与・退職金未払いを認めた。」これは大きな誤解です。
⑤外勤の営業担当者への「事業場外みなし」が適用される余地は、ほとんどありません。
⑥理不尽なクレームをつける顧客については、警察との相談もためらってはならない。カスタマーハラスメント対策は最近の重要なテーマです。

(1月17日YouTube公開)



労働紛争を避けるために経営者・管理者が注意すべき落とし穴




ファイナンシャルフィールド様からのご依頼で、働き方についての様々な記事を執筆させていただいています。
働く人の立場に立った記事を狙いとしていますが、会社の経営者や管理者の皆様にも役に立つと思います。上記は、その中で感じたことです。


「働き方改革」「コロナ対応」などで労働者の雇用環境の注意点は一変しています。
しかし、経営者管理者の意識はまだ変わっていないようです。それどころか、むしろ、働く人自身の意識改革ができていません。
例えば、正規非正規の不合理な待遇格差是正策について記事執筆すると、「その条件で契約した以上文句を言うのはおかしい」といった読者のコメントが山のように寄せられます。不合理な待遇差の解消が必要なのは、低賃金の解消のみならず、労働生産性向上、多様な働き方の自由な選択、さらに出生率向上にもつながる、国家の重要施策であることを理解されているのでしょうか。
長時間労働、過重労働の是正も進んでいません。ちょっとした意識改革で業務効率化を進めることは難しいことではありません。
記事を書き、読者のコメントを見ながら、是非皆様にお伝えしたいことを、お話ししたい。
経営者管理者であれ、働き手であれ、あなたの感ずる「当たり前」に、一度疑問を投げかけてみませんか?
きっと新しい世界が広がります。
そのような気持ちでおります。


1.もとの掲載先:ファイナンシャルフィールド


2.Yahoo!ニュース(玉上信明)
(読者の方が様々なコメントを寄せられています。読者の間での意見交換等も活発に行われており、記事本体よりも面白いかもしれません。)



3.Infoseekニュース


4.goo検索

最良の便秘薬:薬を飲まずに自然に治す方法?


私は便秘・下痢にはあまり縁がないのですが、便秘になった時に有効な方法が幾つかあります。
以前に悪性リンパ腫で抗癌剤の治療を受けていたとき、その副作用で便秘に悩まされ、その際に試した方法で、今も、時に便秘になるときには大変有効です。


①ドライフルーツ:干しブドウ、干しイチジクなどを一つまみ。これだけでもよく効きます。
②シャワートイレの水流でお尻を刺激する。これもとてもよく効きます。1度でだめなら、時間をおいてもう一度。
③鍋料理、運動:やはりこれが王道かもしれません。


そんなこんなで、便秘の薬はまだ使ったことがありません。
薬よりも自然の働きを促す方法が効果的なのかと思います。


お正月のごちそうなどでお体の具合が気になる方はご参考までに。


虎猫

新年のご挨拶その2(マイナンバーカードは基本設計に問題?)

マイナンバーカードには、健康保険証機能も印鑑証明書発行機能も併存しています。


医療機関を受診するときに、印鑑登録証まで持って行くことになります。
家族の薬をもらいに行くのに、家族の印鑑登録証も持ち出さなければなりません。
日常的に使う健康保険証と重要取引時のみに使う印鑑証明書の発行機能を1枚のカードに併存させるのは適切でしょうか。基本設計から考え直すべきです。


銀行のキャッシュカードと4桁暗証番号が簡単に詐取される事件が相次いでいます。
マイナンバーカードと4桁暗証番号が詐取される事件もこれからおこるでしょう。コンビニキオスクで非対面で簡単に印鑑証明書を入手できます。
本人になりすましての重大取引も容易にできてしまいます。

対策は考えておられるのでしょうか。
それとも「本人の不注意による人為的ミスだから、マイナンバーカードシステムと無関係」と強弁されるのでしょうか?


銅鑼猫(社会保険労務士・健康経営エキスパートアドバイザー 玉上信明)
執筆者一同

新年のご挨拶(「働き方改革」の先に広がる未来)

    息子圭吾の「辰」     「山ウド、ホウボウ、ブロッコリー」
                 「パラアートTOKYO」国際交流展入選作



明けましておめでとうございます。
息子圭吾の絵を2点お届けします。



ファイナンシャルフィールド様からのご依頼で、働き方について働く人向けの様々な記事を執筆させていただいています。


Yahoo!ニュースなどにも掲載いただいていますが、同一労働同一賃金、すなわち、「正規非正規の不合理な待遇差の是正」に関する記事を書くと、読者から必ずこんなコメントが寄せられます。
「その条件で契約した以上、文句を言うのはおかしい。」
「いやなら正社員になればよい」



不合理な待遇差の解消が必要なのは、低賃金の解消のみならず、労働生産性向上、多様な働き方の自由な選択、さらに出生率向上にもつながるからです 。
非正規社員の待遇を改善し、女性や若者などの多様な働き方の選択を広げれば、希少となる人材を社会全体で育て、一 1人ひとりに自己実現の道を切り開くことができます 。


「働き方改革実行計画」では「非正規という言葉の一掃」とまで述べられています。
「(正規・非正規の間の)不合理な待遇差の解消の取組を通じて、どのような雇用形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられ、多様な働き方を自由に選択できるようにし、我が国から『非正規』という言葉を一掃することを目指す


読者のコメントを読むと、働く人どうしで足を引っ張り合って、待遇改善を妨げているようにすら思われてなりません。


不合理な待遇差の是正を目指して、一人一人が行動し、低賃金を脱し、意欲をもって生産性向上に取り組むこと。その先にこそ、この国の未来が開けるはずです。



1.もとの掲載先:ファイナンシャルフィールド




2.Yahoo!ニュース
(読者の方が様々なコメントを寄せられています。読者の間での意見交換等も活発に行われており、記事本体よりも面白いかもしれません。)


3.Infoseekニュース

4.goo検索





銅鑼猫(社会保険労務士・健康経営エキスパートアドバイザー 玉上信明)
執筆者一同