今こそ新型コロナに立ち向かう(6)菅総理の架空の演説
(大田黒公園から見上げた空)
菅総理の架空の演説
「厚生労働省の一部職員の深夜に及ぶ宴会、心からお詫び申し上げます。
該当の老人保健課に対しては、名目や規模のいかんを問わず一切の宴会を無期限に禁止することとしました。既に予約済みの宴会もキャンセルするよう申し渡しました。
皆さん。
新型コロナウイルス感染症との戦いは今が正念場です。
私自身も名目や規模のいかんを問わず、国内関係者とのすべての宴会への出席を、当面見合わせることとします。
もとより、総理大臣として海外の方とのやむを得ない場合だけは、どうかご容赦ください。
情報交換会なら許される、少人数なら許される。
様々な理屈をこねて、自らの行動を正当化する人が政界官界で後を絶ちません。
これでは、様々ご苦労をかけている国民の皆様に申しわけが立ちません。
私自身がまず見本を示します。
情報交換ならば、会議室でできます。
最近ならばオンラインで非対面でもできます。
私たちは今、命をかける戦いのその場にいるのです。
それにふさわしい覚悟を決めて行動しましょう。」
(参考)この演説のポイント
第1:信賞必罰:
この事件はどう考えてもお粗末です。
当該課長を直ちに更迭したのは当たり前ですが、それだけに留めている良いのでしょうか。
誰も止められなかったというのは、この課、あるいは局の、省の根深い問題を考えさせます。
医系技官の課長が言い出したということです。
医系技官の資質は従来から問題になっていたとも記憶します。医系技官制度の見直しにまで踏み込むべきかもしれませんね。
第2:率先垂範:
菅総理には、周りからあれこれ言う人が出てくるでしょう。
毅然として押し切れるかどうか。国民が後ろについていることを確信できるかどうかです。
菅総理が毅然と対応すれば、後に続く人も出てくるでしょう。
今は、そのような思い切った対応が必要なときなのです。
銅鑼猫