toranekodoranekoのブログ

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今こそ新型コロナに立ち向かう(3)マスクの効果を貶めてきた人々

(杉並区塚山公園)


今回は、私が朝日新聞とイオンに対して申し上げてきたクレームをご紹介します。


昨年の1月イオンが従業員にマスクの着用を禁止したということで論争が起こりました。
結局イオンは、マスクを禁止したのではない云々として幕引きを図りました。


その過程で朝日新聞がこんな記事を掲載していました。
2020年1月7日です。



私は朝日新聞に次の趣旨のクレームを送りました。


(玉上のクレーム概要)
貴社はこの記事について、ビジネスマナーの専門家のコメントを締めくくりに掲げています。概要次の通りです。
「風邪の予防のための着用は勧めない。中高年は、マスク姿での接客を失礼だと感じる人たちが多いからだ。『接客マナーの原則は相手の気持ちを一番に考えること。ただ、若い世代はマスク姿の店員への抵抗感が少ないので、マナーも変わるのかもしれません』」
専門家のコメントを用いて、貴社はマナーの方が健康より大切だと主張するのでしょうか。「お客様の感じ方」と「社員の健康さらにはお客様の健康」一体どちらが大切なのでしょうか。


現在から見て改めてコメントします。
新型コロナウイルス感染症対策でマスクが必須となっている現在から見れば、マスク問題について、朝日新聞の取り上げ方は奇妙なものです。
イオンの取り扱いについて論評するのであれば、マナーの専門家ではなく、感染症対策の専門家のコメントを求めるべきだったのです。


なお、朝日新聞は2019年12月7日にもこんな記事を掲載していました。



これについても併せて朝日新聞にクレームを送りました。



(玉上のクレーム概要)
アルコール消毒について効果が疑われるとして、ある研究者の実験内容を詳しく紹介しています。読者としてはアルコールの効果が疑われることが科学的に証明された、と錯覚しかねません。
科学的な証明は、このような安直なものではありません。幾人もの研究者が「その実験方法が適切なのか。」を考えた上で、再現実験を行って同じ結果が出て認められ、学説となっていくのです(STAP 細胞事件を思い起こしてください)。
夕刊トップ記事に取り上げるのは、貴社はスクープのつもりだったのでしょうか。
このような突飛な記事は、読者の混乱を招くだけです。


これも現在から振り返ってみれば、アルコール消毒液に効果がないなどというのは、およそ信じられない議論です。朝日新聞は、当時、このような安直な記事を掲載していたのです。


改めて申し上げます。
常識に反する意見を殊更に煽り立てるのは、報道機関としていかがなものでしょう。
報道の使命は熱を煽る事ではありません。光を当てることなのです。



(参考)当時のブログです。イオンへのクレームブログもご紹介します。




【今こそ新型コロナに立ち向かうバックナンバー】



銅鑼猫

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