toranekodoranekoのブログ

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マイナンバーカード保険証は基本的な誤りではないのか。

10月21日記事を追記(末尾ご参照)


今回のマイナンバーカード保険証に関しては、大いに疑問があります。
次のような点について皆様はどのようにお考えでしょう。


①国民がマイナンバーカードを取得したがらない理由として、紛失・盗難・詐取などの懸念があると思われます。
銀行のキャッシュカードでさえ、簡単に詐取される時代です。
マイナンバーカードというのは、乱暴に言えば、実印と印鑑証明書を物理的なカードに合体させたものとも考えられます。
多くの国民はマイナンバーカードを取得しても、大切にタンスの奥にしまっていて、必要なときにだけ使っているのではないでしょうか。


マイナ保険証になれば、高齢者などは常時持ち歩く必要があるでしょう。紛失盗難のおそれ、詐取される懸念、が飛躍的に増します。
実は私(72歳)も最近、薬局に健康保険証を忘れてきて、薬局から電話をいただいて慌てて取りに行ったことがあります。
高齢化社会の中で、マイナ保険証・すなわちマイナンバーカード携行義務化は、大変なリスクを生むことになります


このような問題について、政府ではどんな対策が取られているのでしょうか。
まともに検討していないようにさえ思われます。


②マイナ保険証は、本当に医療デジタル化のために必須なのでしょうか。
健康保険の記号番号とマイナンバーを、医療機関や薬局などで紐づけする仕組みを作っておけば足りる問題ではないのでしょうか。
「デジタル化」と「マイナンバーカード」とは必ずしもリンクする問題ではないと思います。
このような様々な選択肢を政府は本当に考えたのでしょうか。
情報システム、情報セキュリティーの専門家の意見をちゃんと聞いたのでしょうか。


③諸外国でマイナンバーが普及している国は、本当のところ、どのような取り扱いをしているのでしょう。
例えば、英国のように国民皆保険・医療費無料が実施されている国で、健康保険証とマイナンバーカードとはどのように取り扱われているのでしょうか。
エストニアなどデジタル化が決定している国で、マイナンバーカードの紛失盗難詐取対策はどのように行われているのでしょうか。
それらを参考にしながら、様々な選択肢を検討すべきです。


④率直に言って、河野大臣はそれほど深い思慮のある方と思えません。
防衛大臣時代に、陸上イージス問題で、十分な検討もないままにさっさと取り止め、海上に設置するといいながら、できないままに、我国の防衛に穴を開けてしまった方です。
官僚など専門家がちゃんと意見を言えない状態になっているのでしょう。
デジタル化のような重要な問題について、慎重な検討ができない方を担当大臣にしたこと自体が大きな間違いだったと思います。


10月21日追記:やっぱり。。。




銅鑼猫

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