toranekodoranekoのブログ

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「あかつき」の見た夢

2011年2月に東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿していた記事です。
「あかつき」は見事に金星の元に戻り、今(2020年4月24日現在)も観測を続けています。
日没後の西の空で「宵の明星」が輝いています。「あかつき」は今もそこにいます。
金星大気のスーパーローテーションの維持のメカニズムの解明に尽くし、その論文が
Science誌に掲載されています。


5月1日追記:あかつきのお兄さん「はやぶさ」の記事へのリンクを末尾に掲げました。



【2011年2月のブログ】
金星探査機「あかつき」
2010年5月打ち上げ
金星周回楕円軌道にて、金星を探査するプロジェクト
同年12月7日 金星周回軌道への投入失敗。
JAXAでは、2016年12月以降の再接近時にあらためて金星周回軌道に投入することを検討している。


「ちょっと、あかつきちゃん!どうしてそんなところで宙返りしているの。
早くこっちにいらっしゃい。待っていたんだから!」
「金星のお姉さん、ごめんなさい。ドジしたみたい。」
「あんたどうしたのよ、どんどん離れていっちゃうじゃないの!?」
「コントロールできない、ごめんなさい。もう会えないかもしれない。」
「そんなこと言わないで、きっと戻ってくるのよ。」
「・・でも戻れるのはたぶん6年くらい先。それまで命がもたないかも・・・。」
「聞きなさい。あかつきちゃん。
私たちはみんな宇宙のちりから生まれて、ちりに還っていくの。
いただいた命の限り、精いっぱい生き続けるのよ。
私はずっと待っている。希望を捨てないで。」
「ありがとうお姉さん・・」


はやぶさ兄さんは、無事に地球に帰り使命を果たしました。
私の使命は、地球に帰ることなく、金星お姉さんの子となることでした。


私を作ってくれた地球のおじさんたち、応援してくれたみなさん。
私は金星お姉さんと約束しました。きっとお姉さんのところに戻ると。
命が続く限り、再び会う時を待ちながら、データを地球に送り続けます。
約束してください。
私の命が尽きたときは、いつか私に代わって弟や妹を金星に向かわせてください。
金星お姉さんは、待っていてくれています。
「よく戻ってきたわね。」
きっとそう言ってくれます。


【参考】
1.2010年当時の記事




2.最新の記事


すべては同じ所に行く。すべてのものは土のちりから出て、すべてのものは土のちりに帰る。(旧約聖書「伝道者の書」第3章20節:新改訳2017年版)


あかつきのお兄さん「はやぶさ」の記事もぜひご一読ください(5月1日追記)



虎猫

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