いまどき恋活・婚活事情
いまから40年ほど前、スマホも携帯電話もパソコンもなかった時代。
独身寮にはただ一本の公衆電話。
夜中に独身寮を抜け出して、少し離れた公衆電話で彼女に電話してデートの約束を取り付けました(今の妻です)。
そんな私からすれば、最近の恋活・婚活の進め方は、目もくらむばかりです。
ICT技術の進歩、様々なアプリ、そして多様な切り口・・・
こんなサイトを見つけました。
日々、内容がどんどん更新されているようです。いくつかの例を挙げます。
①
私の年代の感覚では、ニッチ市場と思っていましたが、相当のニーズがありそうです。このような方々に向けたマッチングアプリが様々あり、その比較をしているのです。
このサイトは子連れ婚に特化、真剣度が高い、コンシェルジュがつく・・など、本当に真剣な比較です。
②
これも私の年代の感覚で言えば、世話好きのおじさん、おばさん、あるいは会社の上司等が声をかけるというのが普通でした。
私は銀行に勤めていましたが、銀行の管理職はどうやらお客様などから「自分の娘に良いお婿さん候補はいないか?」と頼まれるようです。新入社員で入った途端に「もし結婚を考えているならいい人がいるよ。」と上司から声をかけられて、キョトンとしたのを思い出しました。
それがアプリでお互いの情報を出して「いいね!」がマッチングすればメッセージ交換をして・・と進むのが、どうやら今風のようです。
わかりやすくきめ細かなアドバイスが盛り込まれています。
「プロフィール写真の登録で、最もウケが良いのは男女ともに自然体の笑顔です。」
「自己紹介は、チャラチャラした雰囲気の自己紹介よりは、真面目な人柄が伝わってくるような自己紹介のほうがマッチング率が高まります。」
それぞれに、恋活・婚活に取り組もうという人の立場に立って、実にわかりやすくガイドされています。
考えてみれば、親戚のおじさんおばさんや会社の上司に紹介されて、デートしたものの、どうもイマイチ・・として断るときは、ずいぶん気まずい思いがするものです。
ビジネスとしてそれなりのお金を払い、あとのことを気にせずにすむ、というのは、考えてみれば結構合理的です。しかも、お相手を探す範囲が非常に広範になります。
サイトを覗くだけでも、様々なヒントが得られるでしょう。
そして、もはや恋活・婚活に縁遠くなった人間にとっても、今の時代を知るのに役立つ情報かもしれません。
それでも大切なのはお2人の気持ち。
アプリは、道具ではあってもキュービットではありません。
相手の方への誠意を大事にして、素晴らしい出会いのときとなることをお祈りしています。
以上
虎猫