女性が輝くための2つのサイト(健康経営の新しい発展のために)
まず、ともかくこの2つのサイトをご覧ください。
女性の健康に役立つ情報がわかりやすく掲載されています。
健康経営推進のためにすぐに役立ちます。
女性はもちろんのこと、男性も(むしろ男性こそが)これらのサイトを参照し、健康経営に取り組んでいただきたいと思います。
お読みいただき、ぜひ、多くの方に広めてください。
(健康経営については、末尾ご参照。経済産業省の顕彰制度がありますが、2019年度からは認定を得るために女性の健康についても重視されることとなっています。)
すべての女性の健康を支援するために厚生労働省の研究班が作成したものです。
(監修:東京大学産科婦人科藤井智行、大須賀穣教授)
女性の病気セルフチェック、マタニティトラブル、さらには女子力アップのレシピなど、てんこ盛りの内容です。病気の検索、病院の検索など至れり尽くせりです。
以下、研究班ご挨拶から抜粋して紹介します。
「女性が活躍する時代、女性は、家事や育児、職業人としても貢献し、地域社会を支え、介護やボランティアにも活躍しています。しかし、これらすべての活躍の基盤となる女性の健康に関しては、今まであまり語られてきませんでした。
現代女性は、男性と同じ健康問題のほかに、女性ならではの健康問題がさまざまあります。このような現代女性の健康を応援するめに、私たちは正しい健康情報を発信するとともに、女性たちとともに新しい女性の健康支援について考えていきたいと思います。」
利用の際には、「このサイトについて」の注意書きをご参照ください。
リンクを貼ることは自由ですが、厚労省と特別な関係があるように見せかけたり、営利目的などの利用は禁止されています。ダウンロードして配布するなどの場合は、事務局に一報していただきたいそうです。
2.ヒューマン+(日本産科婦人科学会監修)
「女と男のディクショナリー、正しい知識を人生の味方に」と記載されています。
思春期、青年期、妊娠出産、中高年期などライフステージごとの産科婦人科の正しい知識がわかりやすく整理されています。
サイトの紹介文から抜粋します。
「思春期から老年期に到るまで、各年代で知っておいてほしい産婦人科の知識、疾患があります。しかし、それらの知識がなかったために、長い間悩み苦しんだり、病気が進行してから産婦人科を受診される患者さんによく遭遇します。また、最近はインターネットなどを通じて容易に各種情報を入手できますが、誤った情報も少なくないといった状況があります。
このような背景をふまえ、日本産科婦人科学会では、各年代の女性に知っておいてほしい正しい情報を責任を持って伝える責務があると考え、新しい健康手帳「Human+(ヒューマンプラス)」を発刊することとしました。」
【参考:健康経営について】
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます(経済産業省「健康経営の推進」サイトより)。
健康経営の推進のための顕彰制度として「健康経営銘柄」「健康経営優良法人認定制度」が実施されています。
健康経営の質を高めるため、2019年認定からは女性の健康についても重視されることになりました。
健康経営というと、これまではメタボ対策等に焦点が当たりがちでした。
しかし、女性は全従業員数の44%を占めます。最近の研究では、女性の離職による生産性損失は、9.2兆円、女性の罹患による医療費18.3兆円、生産性損失14.5兆円などという結果も出ています。女性の健康重視は、当然のことなのです。女性だけの問題ではなく、男性もしっかり学ぶ必要があります。
(注)
この記事は東京都社会保険労務士会の会員社会保険労務士向け「2018年度健康企業育成セミナー(専門編)」の2月7日セミナー「女性の罹患による医療費と労働損失について」(講師順天堂大学大学院教授飯島佐知子先生)に基づいて作成したものです。
銅鑼猫