toranekodoranekoのブログ

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

スペシャルオリンピックス日本・東京の中瀬中学校講演181109

スペシャルオリンピックス(以下SO)は、知的障害を持つ青少年のためのスポーツプログラムを開催しています。世界中に組織があります。
東京では「認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本・東京」、その他全国各都道府県に組織があります。
SO東京では、毎年杉並区立中瀬中学校で講演や実技を一年生の皆さんに体験していただいています。今年は虎猫がもう1人のお母様と一緒に講演を仰せつかりました。


講演日時 : 11月9日(金) 13時30分~14時20分
講演場所 : 杉並区立中瀬中学校 (杉並区下井草4-3-29)   
講演時間: それぞれ15分程度
講演対象: 中学1年生(総合的学習の時間で毎年スペシャルオリンピックスの学びも行っておられる。)


講演内容から御紹介します。 


・SOに関わるきっかけやSOでの活動体験談。
私の息子は知的障害・自閉症です。
小学校の高学年の頃だったと思いますが、お昼休みなどにバスケットボールのシュートを黙々と繰り返し、結構うまくできたのです。
スペシャルオリンピックスというところで知的障害者向けにいろいろなスポーツを教えていただける。その中にバスケットボールもあるときいたので連れて行きました。
私もバスケットボールは好きだったので準備運動から始めて、一緒にプログラムに加わりました。
パスやシュートの練習はそれなりにできたのですが、いよいよ試合形式の練習が始まったところ、何をしたらいいかわからないままに呆然と立ち尽くしていました。ともかく、それでも通ううちに何となくゲームのルールもわかってきたようです。
 水泳も教えていただけるというので通いました。私も一緒にプールに入って他のお子さんを支えて一緒に泳いだりしました。
スペシャルオリンピックスでは、障害を持つ青少年たちの参加者をアスリートと呼びます。そして、私はファミリーのコーチというわけです。


そうこうしているうちに、ボウリングのプログラムもあると聞きました。
中野サンプラザの会場です。初めて行った時に息子と一緒に張り切って準備体操をしていたところ、主任コーチの方から急に声をかけられました。
「虎猫さん、ボウリングできるでしょう。コーチが1人急に来れなくなったのです。コーチをやってもらえませんか。」
これが、私がスペシャルオリンピックスのボウリングに加わったきっかけです。


・SOに関わって感じたこと、学んだこと等。


 ボウリングのアスリートは、下は小学校から上はかなりの年代の方まで、結構な年齢層にわたっています。男性の方が多いですが女性もいらっしゃいます。
アスリートの中にはいろいろな人がいます。
走り回って手がつけられない、意味もなく大声を上げる、あるいはおとなしすぎるというか、表情がないというか、大変バラエティーに富んでいます。


 私がコーチとして気をつけていることはたった一つです。
褒める時には褒める、叱る時には叱る。
 ボウリングというのは重たいボールを使いますから、ちょっとした注意が必要です。自分が投げる時には左右を見て誰も投げていないのを、確認してから投げる。ボールを持つときは両手で持つ、誰でも、ストライクかスペアとか、うまく投げることができたら、一緒になって歓声を上げハイタッチする。
 ボウリングは、個人競技ではありません。そのボックスに入った数人なり10人なりのアスリートやコーチが、みんな一緒になって取り組むのです。物理的にはともかく、心の中では団体競技なのです。
 褒めて、叱って、そして、走り回る子を取り押さえ、大声を上げる子をにらみつけ、そんなこんなしてる間に数ヶ月経つと、本当に例外なくアスリートは変わっていきます。確実に成長していくのです。この子大丈夫か、だめかもしれない。そんな子も沢山みてきましたが、本当に例外なく元気で 礼儀正しいアスリートに変わっていきます。
ただ、その成長のスピードが人によってまちまちなだけなのです。


 そしてもう一つ。親御さんも変わっていきます。
私はコーチとして、準備運動から親御さんも一緒にやっていただくようにお願いしています。沢山の親御さんが一緒にボックスに入り、アスリートの数が少ない時には一緒にゲームに参加します。
参加したはじめのころには暗い顔している親御さんもいますが、アスリートと一緒に幾度も通ううちに、例外なく親御さんの顔も明るく変わっていきます。


 知的障害を始め、いろいろな障害といわれるもの。ハンディキャップでしょう。しかし、誰にでも平均的な人より遅れているところもあれば優れているところもあるでしょう。人間としての価値は同じです。皆、同じ仲間です。
スペシャルオリンピックス日本の宣言文を最後に申しあげます。
「わたくしたちは精一杯力をだして勝利を目指します。たとえ勝てなくても、がんばる勇気をあたえてください。」


【参考リンク】
「スペシャルオリンピックスとは」より
 創設者 ユニス・ケネディ・シュライバー夫人(故ケネディ大統領の妹)のことば
『スペシャルオリンピックスで大切なものは、
最も強い体や目を見張らせるような気力ではない。
それは各個人のあらゆるハンディに負けない精神である。
この精神なくしては勝利のメダルは意味を失う。
しかしその気持ちがあれば決して敗北はない。』


「スペシャルオリンピックス スポーツルール」より(31頁)
アスリート宣誓
「私に勝利を与えたまえ。もしかなわぬなら挑戦することを称えさせたまえ。」 (直訳文)
「わたくしたちは精一杯力をだして勝利を目指します。たとえ勝てなくても、がんばる勇気をあたえてください。」 (SO 日本アスリート訳 / SO 日本使用)


虎猫

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