toranekodoranekoのブログ

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クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
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インフルエンザに新型肺炎ーやれることは何でもやっておこう!

インフルエンザが蔓延し、新型肺炎が広がりつつあります。
社会保険労務士として健康経営に携わる立場から一言申し上げておきます。


予防すること、拡散を防止すること。やれることは何でもやっておきましょう。
マスク、うがい、手洗い、消毒薬。もちろん、予防接種も。
我国は健康や公衆衛生についてとてもすぐれた習慣とルールが徹底されています。
マスクやうがいに効果がないといった無責任な言説に惑わされないでください。
いわんや、大手小売店などでの「マスク禁止」など、恥ずべき愚行です。


1.マスク、うがいなどのすぐれた習慣をしっかり守ること。


マスクやうがいには飛沫感染を防ぐ、保温・保湿効果がある、など効果があるのは当たり前です。マスクやうがいに体が心地のよさを感ずるのは、体が求めているからです。


マスクは、ぜひ、数枚程度かばんに入れておいてください。咳などで汚れたと思ったらすぐ取り替えてください。
マスクがないときに、咳が出たら、手で覆うのではなく、袖口でおおってください。手でおおうと、その手についた飛沫が手が触ったところに拡散してしまいます。


うがいは我国が世界に誇るべきすぐれた習慣です。ホコリや細菌を洗い流すだけでなく、繰り返しですが、保温保湿効果で、寒冷な冬の気候に対抗できるのです。


2.優れた記事を読み、無責任な記事に惑わされないこと。



①日経新聞はしっかりとしたまとめ記事を掲載しています。
例えば次はぜひお読みください。
1月21日の夕刊です。
Bizワザ職場でのウイルス対策 うがい3回 リスク軽減i


②朝日新聞は、かなりひどい記事が目立ちます。


(その1)インフル予防、常識を疑え アルコール消毒・うがい、過信は禁物
昨年12月7日夕刊のトップ記事です。
アルコール消毒について効果が疑われるとして、ある研究者の実験内容を詳しく紹介しています。
読者としてはアルコールの効果が疑われることが科学的に証明された、と錯覚しかねません。
科学的な証明というのは、このような安直なものではありません。
幾人もの研究者が「その実験方法が適切なのか。」を考えた上で、再現実験を行って同じ結果が出て認められ、ようやく学説となっていくのです(STAP 細胞事件を思い起こしてください)。
夕刊トップ記事に取り上げるのは、同社としてはスクープのつもりだったのでしょうか。
世を惑わすものです。


(その2)(ニュースQ3)「接客時のマスク着用は禁止」あり?なし?
1月7日イオンのマスク着用禁止についての記事です。
同社の対応にはSNSなどで批判が広まっています。
朝日新聞はこの記事について、ビジネスマナーの専門家のコメントを締めくくりに掲げています。
「風邪の予防のための着用は勧めない。中高年は、マスク姿での接客を失礼だと感じる人たちが多いからだ。『接客マナーの原則は相手の気持ちを一番に考えること。ただ、若い世代はマスク姿の店員への抵抗感が少ないので、マナーも変わるのかもしれません』」


専門家のコメントを用いて、朝日新聞はマナーの方が健康より大切だと主張するのでしょうか。「お客様の感じ方」と「社員の健康さらにはお客様の健康」一体どちらが大切なのでしょうか。
私にはこのイオンのマスク着用禁止は、第2の#KuTooと考えております。
従業員の健康よりも見た目を重視する、という発想です。
#KuTooよりもさらに問題なのは、マスクを禁止された従業員の健康被害にとどまらず、お客様への感染にすら結びつきかねないことです。


③医師ですら粗雑な議論をする人がいます。


院長ブログ
「イオンの接客時マスク着用禁止」騒動・・・そもそもマスクは風邪やインフルエンザに効果あるの?
「マスクを着用することによって、インフルエンザに感染することを防ぐことができることを明確にした医学論文は、少なくとも私は目にしたことがありません。」としています。さらに77人の日本の医療スタッフを対象にした比較対照実験で「マスク着用の有無によって風邪症状の発症日数に差は無く、風邪症状の重症度にも差はありませんでした。」というのを根拠としています。
ごく少数のそれも医療スタッフという特別のグループの実験だけで効果がないと決め付けるのは、およそ不適切でしょう。


先に挙げた①日経新聞の記事では次のように解説されています。
「マスクを装着すれば、せきやくしゃみなどに含まれるウイルスを吸い込むことによる『飛沫感染』を防げる。ただし医学的効果を示す論文は実はあまりない。欧米では医療関係者以外がマスクをする習慣がなく、研究が少ないからだ。過信はせずにまめに取り換えるなどうまく使おう。」
「うがいやマスクにはのどを潤す効果があることも見逃せない。鼻と口の粘膜は乾燥すると傷ついて、ウイルスがつきやすくなる。予防のためにも、積極的に取り組みたい。
裴氏によると、湿度が40%を下回るとウイルスを取り囲む水分が蒸発して軽くなり、ウイルスが空気中を漂いやすくなる。グッズをうまく活用し、身の回りを潤したい。」


①日経新聞の記事と ②朝日新聞③医師ブログとを比較してください。
皆さんはどちらを信じますか。



銅鑼猫のインフルエンザ対策ブログはこちらでまとめています。


銅鑼猫

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