toranekodoranekoのブログ

虎猫・銅鑼猫など様々なブロガーが参加しているサイトです。クリスチャン、社会保険労務士、多言語活動家、女性キャリア官僚、科学ライター、うるさいばあさんまで、多士済々。お楽しみください。

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
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マネジメントの力(ドラッカー・もしドラ)

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著)という長たらしいタイトルの本が一世を風靡したことを覚えておられるでしょうか。


今風のかわいい女の子のイラストが表紙に載っているので、読みたくても手にも取らずに躊躇した方も沢山いると思います。


でも、次のような方に是非お勧めします。
弱小野球部を甲子園に連れて行きたい女子マネージャー
世の経営者、部長、課長、係長、主任、ヒラ社員のみなさん
ぐうたら亭主と道楽息子を鍛え上げたい大阪のおばちゃん
なによりも、希望を失い目標を見いだせない老若男女のみなさん


たまたま図書館で借りました。頭が痛くて会社を早びけした日に、読み始めました。
一気に読みました。頭痛は過ぎ去っていました。
人を育て、組織を培い、正しい目標へ奮い立たせる秘訣を、こんなに分かり易く、笑いと涙に包んで読ませる本に出会ったのは、はじめてです。


公立高校のおさぼり部員だらけの弱小野球部を、「ともかく甲子園に連れて行く!」と決心した女子マネージャー。本屋さんに勧められるままドラッカーの「マネジメント」を読み、これをベースに部員の意識を変え、組織を作り、野球戦術のイノベーションを引き起こす。その影響は、高校に地域に全国に及んでいきます・・・。
この本を読んだら、すぐドラッカーのマネジメントを読みたくなります。
(私もその後、すぐマネジメントエッセンシャル版を購入してひと月かけて読みました。)


こんな一節はいかがですか(抜粋して引用しています)
「あらゆる組織が事なかれ主義の誘惑にさらされる。だが、組織の健全さとは、高度の基準の要求である。・・・
成果とは百発百中のことではない。・・まちがいや失敗をしない者を信用してはならない・・。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。・・人は優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる。」(本書175頁。ドラッカー「マネジメント エッセンシャル版」145~146頁より)


明日から勇気を持って取り組んで見ませんか。


なお、著者の岩崎夏海さんは、アイドルグループ「AKB48」のプロデュースにも携わった方です。この本の登場人物は、同グループのメンバーをモデルにしているそうです。誰がモデルなのか、わかる方は教えてください。


あなた方の中で、知恵があり分別があるのはだれか。その人は、知恵にふさわしい柔和な行いを立派な生き方によって示しなさい。(ヤコブの手紙第3章13節;新共同訳)


2010年7月東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿した記事です。

ふと思い出したので再投稿します。


単行本の後、コミック版も映画にもなっています。ご購入はこちらから。





こちらもぜひ1冊お手元に。読み通すのが大変でも、パラパラとページをめくるだけでも貴重なヒントが得られます。



銅鑼猫

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