toranekodoranekoのブログ

虎猫・銅鑼猫など様々なブロガーが参加しているサイトです。クリスチャン、社会保険労務士、多言語活動家、女性キャリア官僚、科学ライター、うるさいばあさんまで、多士済々。お楽しみください。

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

完璧を求めず前進をためらわず(新型コロナの教訓)

「失敗しながら努力してシステムを作る文化が育っておらず、新しい事態にとても弱い社会になっている。私たちも専門家や政治に対応やきちんとした説明を求めなくなっている。そういう文化そのものを我々自身で変えていく必要がある。」(「失敗学」を提唱する畑村洋太郎・東京大名誉教授)



(朝日新聞5月5日電子版)



この記事では直接には触れられていませんが、あのPCR 検査の問題は、一体何だったのでしょうか。


「2類感染症にしたら感染者を全員隔離しなければならない。そうすると病床が満杯になってしまう。だから、検査件数を抑制した。」
国民の生命と健康を守るためにどのような方法が適切なのかを考えようともせず、前提を疑うことも忘れて、目先のつじつま合わせをしているのです。


2類感染症に指定したのが不適切だったのかもしれません。指定を修正すればよかったのです。
「2類感染症なら全員入院が必要。」というルールが不適切だったのかもしれません。
それならルールを変えれば良いのです。
「インフルエンザが蔓延している時期だったから、インフルエンザとの混同を避けるため37.5度4日間という基準を設けた」のだそうです。
37.5度4日間というのは、高齢者や基礎疾患のある人にとっては命取りになりかねません。
PCR 検査の件数を増やして、高熱の患者にインフルエンザ検査とPCR 検査を同時に行うべきだったのです。


厚労省の医系技官は医療の専門家のつもりでしょうか。
私には、常識を欠いた頭でっかちとしか思えません。


サリドマイド事件、薬害エイズ事件に次いで、新型コロナウイルスへの対応は、厚生労働省の医系技官の3度目の失敗として、今後長くその愚行が語り継がれることになるでしょう。


銅鑼猫

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