アメリカ大統領選挙 印象に残った言葉
1.朝日新聞11月7日
ハリス氏の言葉
ハリス氏は「若者たちへ」と呼びかけ、
「悲しんだり、落ち込んだりしてもいい。大事なのは、決してあきらめないこと。世界をより良い場所にする努力を決してやめないで」と語りかけた。
さらに、2期目のトランプ政権が発足することについては、「多くの人が暗黒の時代に突入しつつあると感じていることは承知している」とし、「暗闇の中でこそ、星が見える」というキング牧師の言葉を引用して、「もしそうだとしても、希望、信念、真実、奉仕の光で空を満たそう」と締めくくった。
2.日経新聞11月8日春秋
「幕末に咸臨丸で米国に渡った福沢諭吉はその政治風土を肌で感じとって帰国した。「純粋の共和政治にて、事実人民の名代人なる者相会して国政(を議論する)」。後に著作「西洋事情」の中にこう記した。民主主義のある純化された姿をかの国の政治に見たのだろう。」
「既存のルールを壊すことをためらわないリーダーの再登場に世界がいま身構える。時間をかけて積み上げた国際秩序の否定を、またも繰り返すのだろうか。かたや我が国はしばし続いた自民1強がもろくも崩れ去り、新しい意思決定の道筋を模索中。その難路をくぐり抜けて米国に示し、促してほしい。民主主義の良知を。」
3.日経新聞連載(随時更新)
今村卓氏(丸紅 執行役員 丸紅経済研究所社長・CSO補佐)
トランプ氏の勝因の一つは、人種や世代を超えた広範な労働者階級の有権者からの支持であり、共和党は労働者の党に完全に転換したという見方も成り立ちます。その支持者に報いるために公約を守ることをトランプ氏は何よりも優先するでしょう。
11月19日追記(日経朝刊春秋)
「バイデン・ハリスの4年間は何だったんだという感じ。噓をつかれた。トランプさんは本当のことを言ってくれる」
▼民主党はしょせんエリート層の代弁者。そんなニュアンスが伝わってきた。
ホテルは1カ月以上続くストライキの最中だった。赤旗を振り、何十人もが賃上げを求めて行進する。リゾート地だけに異様に映った。ビーチ沿いの公園を歩くと必ずホームレスの姿が目に入った。米国民はここからの変革と再生を望んだ。その心情への理解なしに、返り咲く大統領との対話は叶(かな)わないだろうと実感した。」
銅鑼猫コメント
アメリカ人は無法者を大統領に選びました。
これは、あの第二次世界大戦の前に、ドイツでヒットラーの独裁が成立したあのときをほうふつとさせます。
民主主義の大きな弱点が、最大の民主主義国家であったはずの米国で如実に表れたのです。
現状に不満を持つ市民たちが、浅慮のままに、見かけ上の勇ましい無法者をリーダーに祭り上げたのです。それも純粋に民主的な正当な手続きを経て選んだのです。
銅鑼猫(社会保険労務士・健康経営エキスパートアドバイザー 玉上信明)