toranekodoranekoのブログ

虎猫・銅鑼猫など様々なブロガーが参加しているサイトです。クリスチャン、社会保険労務士、多言語活動家、女性キャリア官僚、科学ライター、うるさいばあさんまで、多士済々。お楽しみください。

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

新しい出会い(労働組合青年部セミナー)

 研修会社の社長さんからご連絡をいただきました。
 「銅鑼猫さん。ちょっと急なのですが、10月26日に労働組合の若い人向けのセミナーの依頼があります。引き受けていただけませんか?会社側ではなく社員(労組)側の立場に立って『働き方改革』の話をしていただきたいのです。基礎的なところからわかりやすく話していただければありがたいです。インターバル規制等にも興味をお持ちのようです。
参加されるのは労働組合の青年部の方で、30歳以下の方40名ほどが集まる予定です。」


「いいですよ。働き方改革について労働組合の立場での話というのも面白そうですね。」
そうして引き受けたのが9月17日。
 働き方改革については、自分なりに勉強してきましたし、そんなに手間はかからないだろうと思いました。原稿提出は、講演の1週間ぐらい前で良いということでした。
ところがその後、10月初めまでいろいろ用事が重なり、手がけはじめたのが10月7日(土)。
「こんな大事な機会をいただいた。ともかくレジュメを作ってみよう。まず未定稿としてお送りしよう。リクエストがあればできるだけ応えよう。まずご興味をお持ちのインターバル規制から取りかかってみよう。」
 そうするとどんどんアイディアが膨らみ、10月11日に未定稿としてお送りしました。以前に村木厚子さん(元厚生労働事務次官)のご講演に出席する機会もあったので、レジュメでは村木さんのお話を元に女性向けの視点も盛り込んでみました。それから、じっくり手直しし、期限までにレジュメを提出しました。


 10月26日朝、快晴です。
みなとみらい駅を降り、コスモワールドを横目で見ながら、会場のワールドポーターズ会議室に向かいます。イメージが膨らんできました。


 受講されるのは30歳以下の若い皆さん。男性・女性の比率は2対1くらいです。
若い方々がとても明るく生き生きとした表情をされています。本当に来てよかった。


 「皆さん。今日は快晴です。午前中セミナー、午後は組合の大会、うっとうしいなあ、コスモワールドで遊びたいな、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、この国は、このままではコスモワールドで働く人もいなくなる。遊びに来る家族連れもいなくなるのです。福岡のスペースワールドのように閉鎖されるかもしれません。
なぜそうなるのか。どうすればよいのか。短い時間ですが、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。」


 このようにスタートし、今なぜ働き方改革が必要か、その主な内容は何か、90分ばかりお話をいたしました。図表やグラフを沢山用意したので、ビジュアルなイメージでお伝えできたと思います。


 セミナーの終わりに、思い立って次のように申し上げました。
「『ハドソン川の奇跡』という映画をご覧になったことがありますか。
主人公の機長が若い頃に飛行機の操縦を習い始めたシーンがありました。
訓練飛行の後で、教官が主人公に言います。
『学び続けることを忘れるな。』
そう言って立ち去りかけながら、振り返ってこう言います。
『大事なことを言い忘れていた。』
怪訝そうな主人公に教官が言います。
『いつも笑顔でいろ。』
どうか皆さんも、学び続けることを忘れずに、笑顔を忘れずにいてください。」


 受講者の皆さんの顔がパッと明るくなったように思います。
そして、受講者の皆さんと一緒に記念写真を撮ってセミナーを閉じました。


【参考:セミナーの項目概要(アジェンダ)】
「 働き方改革」が目指すもの (時間外上限規制、インターバル制度、 同一労働同一賃金他)」
 Ⅰ.なぜ今「働き方改革」が必要か。
  1.このままでは働き手がいなくなる。
  2. 家族・子育て・介護が大きな問題に
  3.我国は労働時間が長く生産性が低い。
  4.長時間労働は健康を損なう
  5.正規・非正規労働者の賃金格差が大
 Ⅱ.「働き方改革」の主な内容
  1.「勤務間インターバル」
  2.長時間労働の是正(罰則付き時間外労働の上限規制の導入等)
  3.同一労働同一賃金
  4.その他


銅鑼猫

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