今こそ新型コロナに立ち向かう(14)テレワークを躊躇する余裕はない。医療ひっ迫の本当の原因は?
(砧公園)
変異ウイルスが次々と現れ、感染が急拡大しています。
非常時です。
政治家や官僚がどうであれ、私たちが自分を守り、家族を守り、愛する人々を守り、この国を守らなければなりません。
政治が無策でも、官僚が無能でも、私たちは愚か者・臆病者であってはなりません。
私たちにはすぐできることがあります。
テレワークはその一つです。
テレワークが是か非かといった議論は意味がありません。
そんな選択肢を考える余裕はもはやありません。
無理にでもテレワークを推進して、感染リスクを減らすしかないのです。
昨年の今頃、急遽テレワークを取り入れて混乱された方も多いでしょう。
やり方を間違えていただけです。
元に戻すことはもはやできません。
医療現場の逼迫についてなぜもっと早く手を打たなかったのか、さんざん議論されています。
津波が襲ってきている今、なぜもっと早く対策を取らなかったのかといっても、津波は引き下がってはくれません。
1月頃の医療従事者の方の議論をご紹介します。
もっと早く真剣に耳を傾けるべきだったでしょう。
「人と人との接触機会を減らすテレワークは、新型コロナによる死亡者数を減らすことに加え、医療提供体制を維持することで、それ以外の病気による重症化や死亡をも防ぐことにつながります。
総務省や東京都はテレワークに向けた助言や支援を提供しています。これらを活用しながらテレワークの推進に多くの企業のご協力が得られることを一医療者として願っています。」
(坂本史衣:聖路加国際病院 QIセンター感染管理室マネジャー)
「結局、根本的な解決方法は患者の増加を抑えることしかありません。
今は誰かを責めるよりも、個人個人がこの難局を乗り越えるための努力をすべきときです。
乗り越えることができたら、そのときは次への備えとしてどう病床を確保すべきかしっかりと議論を行えば良いでしょう。」(忽那賢志:感染症専門医)
銅鑼猫