年始のご挨拶
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
年始に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
働き方改革が始動する中、様々な誤解や摩擦、行き違いが生じているように思われます。
この国の経営者はみずからの役割を見失い、誇りを忘れてはいないでしょうか。
昨年暮れに、ある経営者の方からこんなお手紙をいただきました。ぜひご一読ください。
経営者の誓い(過労死、未払い賃金時効、ハラスメント)
昨年は様々な原稿をお引き受けする機会に恵まれました。
数えてみるとほぼ90件にもなります。
原稿を書きながら感じたのは、ネット上には随分粗雑な情報が溢れていることです。
少し根拠を調べればわかることも十分調べないまに、ネットに投稿されているようです。
私は、官公庁の情報をまずしっかり調べました。これらの情報は至れり尽くせりです。ただし、わかりやすさは今一つです。官公庁の情報をベースにわかりやすくアレンジすれば、お役に立つ記事がすぐ書けます。
セミナーの依頼も継続していただいています。とりわけ産業廃棄物処理業界の全国定時総会での500名のお客様の前での講演は思い出深いものです。内容は機関誌にも掲載してただきました。
「現状を踏まえた産廃処理業の労働環境整備」全産連機関誌投稿ご報告
講演で大切なのは、時間を取って自分の話を聞いてくださる受講者の方への感謝の気持ちを忘れないことです。その気持ちがあればおのずと心は通じます。講演中にドキドキしてあがる、といったこともおこりません。。
出版活動としては、退職後に取り組んだ多言語活動について取りまとめ発行いたしました。
テレワークの改訂版も発行できました。
「テレワークが拓く未来改訂版」遂に刊行!
英語もできないのに多言語?と思われる方も多いでしょう。逆です。スペイン語、ロシア語、韓国語、中国語、昨年暮れにはフランス語も加わりました。取り組む内に、英語ならば何とかなる、という不思議な自信が芽生えてくる のです。
お互いに乏しい語彙でもなんとか伝えようと努力し、何とか理解しようと一生懸命聞く。これがコミュニケーションの本質です。
「話す力」「聞く力」を分断し、試験という人工的な環境の中で人工的に測定してもコミュニケーションの力は育まれせん。その意味で大学入試共通テストの挫折は当然のことです。本当によかったと思います。
今年は、これまでの活動をさらに進めたい、と考えています。
私のライフワークは不正・不祥事の防止です。とりわけ、過労死・過労自殺という不幸の撲滅です。
働き方改革は、この国の形を変えるものです。
長時間労働は、勤勉な国民の視野を狭め、出産や子育てすらも難しく、いじめやハラスメントが横行する異様な社会を築いてしまいました。正規非正規の分断が低賃金労働者を生み出し、世代を通して貧富の格差が拡大固定化する不幸な国を築いています。
安倍総理については、様々な批判もあるでしょう。しかし、働き方改革についての一貫した姿勢は、後の世になってこの国の姿を変えたものとして高く評価されることになるでしょう。
いまひとつは多様な生き方働き方が尊重される社会です。育児・介護・病気治療と仕事の両立は、決して難しい事ではありません。お互い助け合えば簡単にできることです。
障害者の就労も、直接的に生産性向上につながります。障害者が働きやすい職場は健常者にも働きやすい職場だからです。
多様な生き方働き方がこの国を輝かせるものとなるでしょう。
皆様のこの1年が実りの多いものとなるようお祈り申し上げます。
虎猫銅鑼猫および執筆者一同
【各種参考リンクは以下を参照ください。】
リンクは重複しているものもありますが、皆様のご興味に合わせて、どこからでも検索いただけるよう配慮したものです。
以上