toranekodoranekoのブログ

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

抗がん剤の力、髪の力

 抗がん剤の治療を受けると髪の毛がすっぱり抜けます。
これは薬がよく効いたからです。治療を終えれば元に戻りますので安心してください。


  癌というのは、国内の自爆テロ犯人が次々仲間を増やし、国内の警察や自衛隊などでは手に負えなくなった状態です。やむなく外国からテロ対策の専門部隊に来てもらいます。これが抗がん剤です。
 外国の兵隊さんですから、国内事情に詳しいわけではありません。
 「隊長!敵はどんな奴ですか。」
 「ともかく癌細胞は増殖が激しいのである。増殖の激しい細胞をやっつけてこい!」
 「了解!」
 体中を駆け巡って、隠れ家に潜む犯人を片っ端からやっつけてくれます。
 「隊長!頭の上のほうに増殖の激しい細胞が固まっています!」
 「そいつも犯人に違いない!やっつけてしまえ!」
 「了解!」


 「どうして髪の毛まで攻撃するんだ!」と、兵隊さんに怒っても仕方ありません。
 「自分たちは『増殖の激しい細胞をやっつけろ!』と命令されているのであります!」


 こうしてつるつる頭で会社に復帰しました。最近は良いかつらもあるのですが、とても高いと聞いたので、覚悟を決めて坊主のままでした。
この姿を見て、いろんな人が声をかけてきました。
 「虎さん、どうしたんですか・・そうですか、実は私も数年前に・・」と戦友たちの輪が広がっていきました。


 やがて治療が終わり、少しずつ髪が生えてきました。ある時から猛烈に生え始め、まるで原生林かジャングルか、という状態になり、あわてて散髪屋さんに走りました。
 治療の前よりも黒々と、たくましい髪になりました。
ある女優さんが、尼さんの役が付き、覚悟を決めて頭をそったそうです。芝居が終わり髪を生やすと、以前にまして緑なす黒髪になったそうです。
 要するに若草山の山焼きです。そのあとには、髪の命が見事によみがえるのです。


もうひとこと。
つるつる頭で会社に復帰した時、こんな風に挨拶しました。
 「青春の輝きを取り戻しました。風通しの良い職場作りに励みましょう!」
ブラック過ぎたのでしょうか。笑いはとれませんでした・・。


それどころか、あなたがたの髪の毛さえも、すべて数えられています。
恐れることはありません。

(新約聖書ルカの福音書12章7節より;新改訳2017版)


【注】2010年6月東京カベナント教会ブログ「重荷をおろして」に投稿していた記事です。抗がん剤の治療に苦しみながら、ユーモアを忘れなかった、あの時の自分を褒めてやりたいと思います。


 虎猫


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