toranekodoranekoのブログ

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

テレワークが拓く未来(「老兵は死なず」編)

【登場人物】
 ①これから産業
  楽子さん
  その上司:中山課長
  楽子さんの後輩:鈴木君・山本君
  楽子さんの同僚:良子さん
 ②退職した先輩(モエツキさん(燃え尽きさん))


「これから産業」の社内の会話
楽子さんの上司中山課長:
 楽子さん、2ヶ月前に定年退職した「モエツキさん」を覚えているかい?
楽子:
 あ、あの営業の鏡と言われた方ですね。私がしばらく一緒にお仕事していた時は後輩に細かなアドバイスをしてとても信頼されていました。
でも定年になったら、好きなことをする、なんておっしゃってましたね。


中山:
 そうだよ。あれだけのベテランだ。今は若い人を育てる人材が今不足しているんだ。
何とか仕事に復帰してもらえないものだろうかと、この間、電話したりしたけれど、「もう満員電車に揺られて会社へ行くのがこりごり」といって取りつく島もなかったよ。
でも、楽子さん、テレワークという働き方があるじゃないか。若い君からモエツキさんにうまく話してもらえないものだろうか。


楽子:う~む、そうですね。試してみます。



こうして楽子さんはモエツキさんの自宅を訪問しました。


楽子:モエツキさんお久しぶりです。
モエツキ:よく来てくれたね。皆元気でやっているかい。


楽子:おかげさまで皆元気です。
 でも、若い社員をちゃんと育てるのが大変だ、って上司がいつも悩んでいます。
モエツキ:この間、中山君が僕に電話してきて、そんな話をしていたね。
 週に2日でも3日でもいいから会社で若い人へのアドバイスをしてもらえないかと。
 でも、もう満員電車はこりごりだ。しばらく家でゆっくりしていたいよ。


楽子:(でも・・・何だかモエツキさん、昔と比べて元気がないわ。)
 今、お家でどんなことをなさってるんですか?


モエツキ:
 いやまあ、飼い犬を散歩させたり、女房の買い物のお付き合いをしたりだが・・。
 この頃、女房も私が家でぶらぶらしているのに迷惑そうな顔をするんだ。
 それで、図書館に行ったり公園に行ったりして時間をつぶしてるんだ。


楽子さん:先輩、時々、若い人とお話でもしてみませんか。
モエツキ:会社に行くのもわずらわしいよ。


楽子さん:ご自宅でも公園でもお話はできますよ。
モエツキ:若い人が訪ねてきてくれるとでも言うのかい?
楽子さん:いいえ。オンライン会議です。
 どこでもパソコン1台あれば、オンラインで会議ができるんですよ。


モエツキ:
 パソコンか。会社では使わないわけにもいかないので苦労しながら使っていたけれど、あんまり得意じゃないな。


楽子さん:ちょっとこれを見てください。(パソコンを開ける)
 このボタンを押すだけで会議ができるんですよ。
 今ちょうど後輩の鈴木君・山本君に待機してもらっています。
 ちょっとお話していただけませんか
 ・・ポチポチポチ・・・


モエツキ:おや!鈴木君、山本君じゃないか。
鈴木山本:先輩お久しぶりです。お元気ですか。
モエツキ:
 君たちも元気か。へえ!パソコンの画面でこんな簡単に会議ができるのか。
 私の顔も映っているんだね。随分キレイな画像だね。


鈴木山本:映っています、映っています!
 モエツキ先輩、顔だけじゃなくていろいろな資料だって画面に表せるんですよ。
 この間、新任営業社員育成のための手引きを作りかけたのです。
 ちょっと画面に出しますね。


モエツキ:なるほどキレイに出るね。・・・
 ちょっと待ってくれよ。この資料は、新任の営業社員に読んでもらおうというのかい?


鈴木山本:そうです。
モエツキ:「はじめに」と書いてあるところが長すぎないか?
 営業は忙しいんだ。読んでもらうための工夫が必要だよ。
 例えば、「ひとまずこれだけ5原則」といったキャッチコピーから始めたらどうだ。


鈴木山本:え?5原則てなんですか。


モエツキ:フフフ、口からでまかせだよ。お客さんを相手にする時によくやる手だ。
 3つのことをお話します。5つのことをお話します。そんなふうに言ってから、何を話すか考える。そうするうちに頭がフル回転して、3つ5つはすぐ出てくるんだよ。
話の「つかみ」だ。ともかく、相手の心をつかむ(掴む)ことだ。


楽子:(しめしめ、乗ってきた。うまくいきそう。)
 モエツキさんいかがですか。こんなふうにパソコンでどこでもお仕事はできるんです。ぜひ、鈴木君山本君にアドバイスしていただけませんか


モエツキ:わかった。そんなことならお安い御用だ。
 鈴木君・山本君、君たちが作ったその資料は、僕にも見せてもらえるのかね。


鈴木山本:
 もちろんです。一応社外秘の資料になっているので、送り方については、楽子さんに相談して対応します。


モエツキ:頼むよ。まず自分で読み込んでみよう。
 できれば2、3日中にもう一度このオンライン会議とやらをやってみないか。


鈴木山本:お願いします!!


楽子さん:モエツキさん。有難うございます。これがテレワークなんですよ。
 会社に行かなくてもできる仕事はたくさんあります。お手すきの時間に後輩の相談に乗っていただいて、それなりにお支払いすることもできます。


モエツキ:う~む。実は年金だけではなかなか苦しくて・・。
 こんなことでお役に立って報酬もいただけるなら大助かりだよ。


楽子さん:もう1人の方を紹介します。良子さ~ん!


良子:はじめまして!モエツキさん。
モエツキ:はじめまして。良子さんというのかね。
 おやベッドに寝ている。お加減が悪いのかね。
良子:病気でベッドから動くことができません。
 でも、テレワークで楽子さんと一緒にお仕事をしています。


モエツキ:・・・・


楽子:私のよい同僚です。手も少しご不自由です。
 でも、音声入力装置を補助的に使うことでお仕事はできるんです。


モエツキ:・・・・・そうか。ぜひ元気で頑張ってくださいね。


良子:有難うございます。これからもよろしく!


そして・・・


モエツキ:楽子さん、今日はありがとう。ぜひ私ももう一度、仲間に入れてくれ。
楽子:もちろんです!本当に有難うございます。


モエツキ:老兵は死なない。消え去りもしないよ。
 五体満足な人間がぼんやりひきこもっては良子さんにも鈴木君山本君にも申し訳ない。
 中山課長にもお詫びの電話をしたい。


楽子:それもこのオンライン会議で、お顔を見ながらすぐお話しできますよ。


モエツキ:そうか。じゃあすぐに!


【参考:テレワーク関係記事バックナンバー】
テレワークが拓く未来(きっかけ)
「テレワークが拓く未来」紙芝居型動画公開!


銅鑼猫


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