toranekodoranekoのブログ

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「イラク日報」と「森友口裏合わせ」が見せた官僚の闇

阿倍野美玖様


お手紙有難うございます。働き方改革に向ける皆様の熱い思い、確かに拝受いたしました。(ブログ「働き方改革はなぜ必要なのか。」


 それにしても、私(銅鑼猫)が「イラク日報はなぜ発見されなかったのか。」のブログを投稿して以来、防衛省そして財務省さらには首相秘書官の不始末や疑惑が報じられています。
阿倍野美玖様のような志の高い官僚こそが我国の誇りであったはずなのに、この混迷はどうしたことでしょうか。


若干コメントします。
①イラク日報:「日報探索『指示』伝わらず」(朝日新聞4月8日朝刊)
 同紙では当時の稲田防衛相の「本当にないのか。」という口頭の指示について、「不明確な指示だったのではないか」と思わせる書きぶりです。
「『日報は本当にないのか』と口頭でただした防衛省の発言を『再探索を指示した』と受け取るなんてさすがに頭のいい官僚の理解力は違う。自衛官には想像もつかない究極の忖度だ。」という自衛隊幹部の皮肉を報じています。


 これは明らかにおかしな論評です。
 ビジネスパーソンの常識からすれば、トップ(例えば社長)から「本当にないのか。」と聞かれれば、必死に再調査するはずです。トップの指示が「口頭」であったこと自体は、およそ指示を軽んずる理由になりえません。トップがいちいち文書で指示するはずはないのです。しかも、国会答弁が問題になっているときであり、対応を間違えばトップの命取りにさえなりかねないのです(事実そうなってしまった)。
 この問題のポイントは統幕参事官付からのメールの内容の異常さです。
「探索いただき無いことを確認いただいた組織部署名を返信ください。」という趣旨ですが、これでは「再度調査してください」ではなく「探索したが無かった、と返事してください。」と促しているのです。要するに「指示した結果、無かったという返事が得られた。」というアリバイ作りをしているだけです。
責任逃れだけを考える無能な中間管理職の行動とでもいうべきです。
 よりにもよって防衛相の最側近です。国家存亡の鍵を握ることさえありうる立場の人です。なぜこんな人が防衛相の最側近に取り立てられていたのかが、信じられません。
このような人が取り巻きにいれば、我国の防衛など成り立ち得ません。
人事のあり方にとんでもない間違いが起こっているのではないでしょうか。


②森友問題:財務省口裏合わせ依頼(朝日新聞4月9日夕刊)
 見え透いた嘘を語ることを国有財産取引の相手方に求める、現場の部局に求める。
このような行動のリスクを認識できないのでしょうか。さすがに相手方も、そしてなかんずく現場の部局(近畿財務局)も毅然として突っぱねます。
相手方は当然のこととして、近畿財務局の勇気こそ、称賛に値します。
 森友文書で、昭恵夫人や政治家の名前が記載されていたのは、近畿財務局が取引の異様さを後に残すため、血のにじむ思いで書いたのでしょう。現場にはこのような気骨のある官僚がおられるのです。
 この問題も財務省中枢にゴマすり不見識の輩が巣食っていることを示しています。


 これらの事件は、防衛相であれ財務省であれ、よりにもよって中枢に不心得者が巣食っていることをまざまざと示しているのです。
官僚の人事に何があったのか、官僚組織がなぜここまで傷んでしまったのか。
よく言われるように「内閣人事局」による高級官僚の一元的な管理が異常な忖度文化を蔓延させてしまったのでしょうか。


この問題に関しては、神戸学院大学教授中野雅至様「財務官僚はなぜ、文書を改ざんしたのか?(上)」 「同(下)」(WEB RONZA) も参考になります。
また、阿倍野美玖様のご見解もお聞かせいただければと存じます。


働き方改革法案については、私なりのコメントもあります。与野党での対立点は「高度プロフェッショナル制度」ですが、それなりに妥協・解決の道はあるのではないかと思います。これは別途お手紙を差し上げたいと存じます。


銅鑼猫

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