toranekodoranekoのブログ

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明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
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健康企業育成セミナー「職場のメンタルヘルス」を受講して

【注】3月28日記載を一部手直しいたしました。
 「新型うつ病」の記載に適切でない点があると思われたので、手直しいたしました。
 疾病の分類等については専門医でも意見が分かれており、断定的な記載は避けるべき とのご指摘をいただいたものです。 


 3月16日東京都社会保険労務士会健康企業育成セミナー「職場のメンタルヘルス~当事者の交差点に立つ社労士」を受講した感想を、講師の長部ひろみ先生*に差し上げました。皆様のご参考までに掲載いたします。
*長部ひろみ先生:特定社会保険労務士 精神保健福祉士 シニア産業カウンセラー メンタルヘルス法務主任者であり、この分野で幅広く活躍されています。


長部ひろみ先生


  3月16日健康企業育成セミナーでは、大変お世話になり有難うございました。
当日お名刺を頂戴した玉上と申します。


  私自身の息子が自閉症であり、精神疾患・精神障害についてある程度は勉強していたつもりでしたが、日進月歩の研究の最近の成果を整理して示していただき、改めて日々学び続けることの大切さを痛感いたしました。
二つ三つ感想を申し上げます。


①2年ばかり前に別のセミナーで「新型うつ病」の話を聞きましたが、違和感を感じていました。「疾病性に関しては、愛着障害、双極性障害、発達障害などの表れではないかという、専門医も多い」とのお話を伺って、ようやく理解できた感じがいたしました。


②経営上で本当に大きな影響を及ぼすのは、経営者に精神疾患・精神障害あるいはそれに類する問題があったときではないか、とも思い至りました。
  たまたま「東芝の悲劇」(大鹿靖明著)を読んでいました。
あの名門企業をつぶした3人の社長それぞれが発達障害だったのではないか、とも思い至りました。担当者として優れた業績を上げて社長のお眼鏡にかなって出世していっても、部下を「死ね」とか「馬鹿」とか怒鳴りつけ、挙句の果てには自分を引き上げてくれた前社長と会議室で怒鳴りあう、もはや誰も暴君を止めることができなくなる・・などです。(本書207、244、255頁等)。
公務員や軍人などについて精神疾患の有無を昇進時にチェックするような国もあったのではないでしょうか。民間企業では法令等での強制は難しいでしょうが、企業の自主的なルールとして考えていく必要があるのかもしれません。


③愛着障害に関して、親の強い力が子供に影響を及ぼすことは、「毒母(どくぼ)」という言葉で流行っているようです。
私のブログで書いたことがあります。ご笑覧いただければ幸いです。


毒母(どくぼ)の条件ー子供をつぶすもの(母よ、あなたは怖かった)


今後とも何卒ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。


【参考「健康企業育成セミナー」「健康経営」について】
  東京都社会保険労務士会では、健康企業育成セミナーを会員向けに開催しています。
社会保険労務士が「健康経営*」に関する広範な専門家と連携して、企業側から健康に関する課題を引き出して対策についてアドバイスするための講座です。
 *「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます(経済産業省「健康経営銘柄」より)。
即ち社員の健康を守るのは、福利厚生というにとどまらず、会社にとっての戦略的な投資なのです。
 **「健康企業育成セミナー」3月9日開講分については次のブログをご参照ください。
人生100年時代を痛みなく生きる(腰痛・肩こり・メンタルヘルス対策)


銅鑼猫

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