toranekodoranekoのブログ

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

仕事と介護の両立のために(あなたはどちらを選びますか?)(その2)

【シナリオ2:AFTER商事株式会社】
A「人事部のBさん。相談にのってください。大変なんです。」
人事部B「どうしたんですか?」
(Bさんの心の中:[大切なのはひたすら傾聴。ともかく、落ち着いてしっかり聞くこと。])


A「離れて暮らしている実家の母の具合がおかしいのです。認知症になったのじゃないかと父が心配して相談してきました。父は、行政のサービスがあるかと思って地元の市役所の窓口に聞いてみたけれども、あちこちたらいまわしされただけで・・。」
(Bさんは、ひたすら聞き続ける。そして最後に)
B「お話はよくわかりました。大変ですね。そんな時に「地域包括支援センター」というのがすぐ相談にのってくれるそうですよ。」
A「地域包括?なんですって。」
B「自治体の高齢者のよろず相談所なんです。ちょっとここのパソコンで探してみましょう。ご実家の住所はどちらですか。」
A「〇〇県○○市です。」
B「それでは、地域包括支援センター○○市で入力してみましょう。自治体によって少しずつ名前が違うこともありますが、『地域包括センター』という正式名称は共通で、これで検索ができます。」
A「電話相談もできるんですね。でも父が電話できるかどうか不安です。」
B「Aさんからまず、お電話されてみてはいかがですか。相談にのってくれると思いますよ。」
A「有難うございます。とりあえず自分でやってみましょう。」


*杉並区の場合:地域包括支援センター(ケア24)
「高齢者の方が、身の回りのことで不自由を感じた時や、家族の介護のことで困った時に相談できる身近な窓口です。」



人事部長「どうしたBさん。急な話って?」
B「実は、A さんからかくかくしかじか・・」
人事部長「そうか。それで、Aさんの話をよく聞いてくれたんだね。有難う。
我社でも該当の人が出てくるだろうと思って、対策を考えなければと思っていたんだ。
コンサルタントの人から厚生労働省の次のサイトが役に立つと聞いて、調べ始めたんだ。」仕事と介護の両立支援 


B「部長わかりました。私もそのサイトの内容を勉強してみたいと思います。
あれ?この中にある『従業員から介護に関する相談を受けた際に対応すべきこと』これは、私にすぐ役に立ちそうですね。さっきのAさんとの対応も間違いなかったか、もう一度、見直してみます。そして、コンサルタントの方にもお話を聞きたいですね。」
人事部長「そうか、有難う。社長にも相談して、これから我社で何ができるか、考えて行こう。」


社長「人事部長、Bさん、早速いろいろ有難う。Aさんのことは引き続き、よく様子を聞いてあげてください。そして、部長とBさんから提案してくれたとおり、まずは、社内の実態把握調査をやってみよう。今のような人材難の時代だ。介護で仕事を辞められるのは、会社にとっても損失だし、本人も大変だろう。これからは、仕事と介護の両立を考えていかなければいけない。」
仕事と介護の両立支援   【1】実態把握調査票 [44KB]


そして、1ヶ月
Aさん「Bさん、有難うございました。地域包括支援センターでいろいろ相談にのってくれました。『介護はプロに!!そして、家族は愛情を!!』と言われた時には涙がでそうになりました。実家の支援センターとも連絡を取るように言われたので、連絡したところ、ケアマネージャーをすぐ紹介してくれましたし、介護保険の申請なども私で全部できました。介護休業というのはこのような段取りを整えるためのお休みなんですね。」
B「よかったですね。貴重な体験をされましたね。他にも仕事と介護の両立に悩む方もいらっしゃると思います。Aさんのご経験を会社の中でも共有できれば、と思います。」
A「私の経験でお役に立つなら、いくらでもお話します。これからもよろしくお願いします。」


そして数ヶ月
人事部Bさん「人事部長大変です。」
人事部長「どうした、また介護離職か?」
B「違います。当社が仕事と介護の両立に熱心だという噂を聞いて、当社に入社したいという人が殺到しています。他の会社で長く勤めていた方が、介護について会社が冷たいといって、当社に転職したい、といった人が多く、優秀な人材が取れると思います。」
人事部長「それはありがたい。だけど、そんなに人が来ても仕事がないのじゃないか。」
B「中には新しい仕事の提案まで持って来ている方がいらっしゃいます。ともかく、お話を聞いてみようと思います。」
人事部長「よしわかった。社長にも報告しよう。」


社長「仕事と介護の両立というのは、会社のため社員のためやむを得ずしなければいけない、正直それぐらいに考えていた。そんな小さな問題ではない。ひょっとして当社にイノベーションを巻き起こすかもしれないぞ。気を引き締めて行こう!」
以上


【参考サイト】
NPO 法人となりのかいごホームページ


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