toranekodoranekoのブログ

虎猫・銅鑼猫など様々なブロガーが参加しているサイトです。クリスチャン、社会保険労務士、多言語活動家、女性キャリア官僚、科学ライター、うるさいばあさんまで、多士済々。お楽しみください。

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
主催者のほか様々な協力者も登場します。

はじめての食事・・それからの食事(蓄膿手術体験記第2回)

 手術の前日夜9時からは絶飲食です。水も飲めません(最低限の薬を飲むための最小限の水だけはOK)
手術が終わり、少しずつ出血が治まり・・とは言っても、眠れぬ夜を過ごして次の日。
術後はじめての食事です。
メニュー;五分粥、はんぺんと人参の煮物、まぐろフレーク、牛乳


 ひとくち牛乳を飲むと、命の泉の水のように体中に効いてきました。
はんぺんのシュワッとした食感。
まぐろフレークを口でしがむと、海の命と大豆の力が体の中に飛び込んできました。
お粥を啜りながら、お米というのはこんなにおいしいものか、とあらためて思いました。
まぐろフレークのお皿にお粥を少し移し、最後のひとかけらも残さず食べつくしました。


 昼は七分粥、夜からは普通のご飯になりました。
毎日毎日、毎食ごと、こんなおいしいご飯を食べたことはありません。
早飯食いの大阪男が、ともかく一口一口を大切に大切に味わい、最後の一口など名残を惜しむかのように食べ終えました。
煮物の汁は一口も残さず、あとには乾燥した砂漠のようなお皿が残るばかり。
焼魚の最後のかけらを惜しむように、ご飯をまぶして食べつくしました。
海老フライが出た時には、気が付いたらエビのしっぽも消え失せていました。


まことに、御怒りはつかの間、いのちは恩寵のうちにある。
夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。

(旧約聖書詩篇第30編5節)


虎猫

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