【8月31日追記:第7回申請受付が8月30日に開始されました。】
(日本科学未来館 特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」 より)
7/1(金)18:00に第7回公募開始、 申請の受付は、8月30日開始、応募締切は9月30日です。
(6月末に第6回受付締切、続けざまに第7回です。 もっとも、申請受付そのものは8月下旬です。このあたりの運営スケジュールは第5回~第6回とそれほど大きく変わるものではないようです。)
参考:2022年05月30日事業再構築補助金事務局 「中小企業等事業再構築促進補助金交付要綱及び中小企業等事業再構築促進補助金実施要領 に基づき、以下の内容を公表します。 」(第6回、第7回について玉上が加筆修正)
これまでに事業再構築補助金に取り組んでこられた方を対象に、第7回に関して実務上注意すべき点をまとめました。
第Ⅰ.基本的には見直し拡充の方向です。
1.第6回から緩和新設された以下の内容はそのまま維持されています。 ①売上高10%減少要件の緩和 「2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、 コロナ以前と比較して10%以上減少」 ②回復・再生応援枠の新設 「業況厳しい事業者(2021年10月以降のいずれかの月の売上高が対2020年又は2019年 同月比で30%減少)などは最大1,500万円まで補助率を3/4に引上げ通常枠は2/3)」 ③グリーン成長枠の新設 「事業再構築の内容が、グリーン成長戦略「実行計画」14分野(末尾図解参照)の場合 売上高10%減要件を課さず、補助上限額を最大1.5億円まで引き上げ。 グリーン成長枠は、特例的に、過去支援を受けたことがある事業者も再度申請可能、 採択された場合には支援を受けることが出来る。」
2.その上で、 「緊急対策枠」 が新設されました。 コロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」に基づき、原油価格・物価 価格高騰等の予期せぬ経済環境の変化の影響を受けている事業者を対象。 「足許で原油価格・物価高騰等の経済環境の変化を受けたことにより、 2022年1月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、 2019年~2021年の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少等」 (第6回では、「加点項目」の一つとして急きょ導入されていたものです。)
第Ⅱ.「事前着手申請*」制度も継続しています (*交付決定前の支出でも事前着手申請が認められれば補助の対象となる制度)。 但し、対象期間が2021年12月20日以降の支出に絞られます。 (第5回までは従来2021年2月15日以降)。
これから取り組もうという事業だけでなく、既に昨年末以降取り組んでいる事業の支出も対象にしていただけるわけですから、ぜひ活用してください。 例えば、第4回、第5回(さらに第6回)で不採択で諦めておられた場合も、第7回で再チャレンジし、すでに支出済みの経費も補助対象にしていただける、といった使い方も可能です。
第Ⅲ.注意事項
「内容が異なる別の事業であれば、同じ事業者が異なる補助金を受けることは可能です。 ただし、同一事業で複数の国の補助金を受けることはできません。複数回、事業再構築 補助金を受けることはできません(グリーン成長枠を除く)。 ⚫ 不正、不当な行為があった場合は、補助金返還事由となります。不正があった場合は、 法令に基づく罰則が適用される可能性がありますので、十分ご注意ください。」
以上主として次の資料による。令和4年7月1日中小企業庁 事業再構築補助金の概要(中小企業等事業再構築促進事業)8.0版
(参考1)グリーン分野14の重点分野
【出典】
(参考2) 補助金の趣旨について(補助金ポータルサイト より)
「新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが重要です。そのため、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。」
令和4年2月中小企業庁「事業再構築補助金令和3年度補正予算の概要 」も参照ください。 特に次の点です。 「 特に、ガソリン車向け部品から電気自動車等向け部品製造への事業転換のように、グリーン分野での事業再構築を通じて高い成長を目指す事業者を対象に、従来よりも補助上限額を引き上げ売上高減少要件を撤廃した新たな申請類型を創設することで、ポストコロナ社会を見据えた未来社会を切り拓くための取組を重点的に支援していきます。」
(参考3)虎猫銅鑼猫の補助金関係ブログはこちら
銅鑼猫(社会保険労務士玉上信明) メール・アドレス:tnjmk0121@m3.gyao.ne.jp