社会保険労務士制度創設50周年記念式典
社会保険労務士法は昭和43年(1968年)6月3日に公布され、昭和44年(1969年)10月1日より施行されました。
今年は制度創設50年になります。
全国社会保険労務士会連合会では、天皇皇后両陛下の御臨席を賜り、12月5日に制度創設50周年記念式典を東京国際フォーラムで開催されました。
開式、記念講演(全社労最高顧問大槻哲也先生)の後、記念式典です。
一同起立し拍手の中、天皇皇后両陛下が御臨席されます。
全社労大西建造会長の式辞、表彰。そして、来賓の三権の長・厚生労働大臣の祝辞。
出席者一同拍手を送ります。
その時、天皇皇后両陛下は、出席者の拍手が終わった後も、最後まで拍手を続けられるのです。
式典が終わり、天皇皇后両陛下が御退席されます。
両陛下が舞台の袖に向かわれ、そのまま御退席されると思っていました。
ところが、舞台袖で両陛下は立ち止まり、私たち出席者の方に向かって静かに頭を下げられたのです。
出席者それぞれに様々な思いがよぎったと思います。
私は、自分がこの場に臨むことができたことに感謝し、両陛下の心からのお辞儀をこれからの励みとしたい、と誓いました。
その後、厚生労働省後援のシンポジウムがあり、閉式となりました。
全社労の飯田副会長は、閉式の辞の中で、両陛下のご退場の時のことを振り返り、「陛下は、私たちに何かお言葉を賜わろうとされたのではないか。」と言っておられました。
おそらく、出席者一人一人は、お言葉以上のものを心に刻んだと私は思います。
記念講演とシンポジウムの模様については、別途ご報告いたします。
銅鑼猫