toranekodoranekoのブログ

虎猫・銅鑼猫など様々なブロガーが参加しているサイトです。クリスチャン、社会保険労務士、多言語活動家、女性キャリア官僚、科学ライター、うるさいばあさんまで、多士済々。お楽しみください。

クリスチャンブロガーが綴るブログです。
明るい高齢化社会、病から得た様々な宝、世の中の動きへの警鐘(銅鑼)を鳴らすこともあります。
ときどき大阪弁も出てくる聖書物語もお楽しみに。
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走るな、子供たち!求む、歩行器!

  数年前2ヶ月ほど入院し、退院した直後のことです。
足腰の力が弱り、一時期は杖をついていたこともあります。
そんなとき、街を歩いていて恐怖を感じたのは、子供たちの走る姿を見たときです。走る子供にぶつかったら転倒してしまうでしょう。転倒したら自力では起きることも難しいでしょう。
  健康な時なら、子供の走る姿を見ることは命の躍動としてこの上もない喜びを感じていたにもかかわらず、です。
いわんや歩道を走る自転車は、疾駆する巨岩、大津波とさえ思えました。ぶつかれば確実に転びます。薬の副作用で骨も弱っていました。骨折さえも考えられたのです。


   街を歩くとき、ほんのわずかの段差が越えられない壁になって目の前に立ちふさがります。ここにも階段がある、どうしよう、上り坂、下り坂がある、うまく歩いて行けるだろうか。
駅などでは、必死にエレベーターやエスカレーターを探しました。そうすると、エレベーターなど、駅の隅に、わざと隠してあるかのように見えにくい場所にあると気づきました。エレベーターの場所の表示もわかりにくいのです。


 また、街を歩いていて杖を頼りにおぼつかない足取りであるくお年寄りたちの姿を多数見かけました。自分自身がそれに近い状態にあっただけに、今まで気にも留めなかったお年寄りたちの姿が次々と目に飛び込んできたのでしょう。
杖をつくとどうしても体がゆがみます。長い間にその歪みが増幅されていきます。そのようなお年寄りたちを幾人も目にしました。
   
  その後、主治医の勧めでリハビリのために温泉のあるスーパー銭湯(高井戸温泉「美しの湯」)に通いました。そこでは、お客様の意見や質問が毎月まとめて掲示されます。
中にこんな声がありました。
「子供が少し走った時に、受付のスタッフの方が『走るな!』と大声で言いました。お金を払って利用しているお客に、こんな言い方はないと思います。」
私はすぐ意見を書いて投稿しました。
「この施設には、杖をついたお年寄り、小さなお子様、私のように病後のリハビリで通っている人もいます。子供さんが走ってぶつかったら、けが人が出るかもしれません。
スタッフの方が『走るな!』とおっしゃったのは、安全確保のための止むを得ない行動だったと思います。」
私の意見は翌月掲載されました。お店からも「危険防止のための措置だったということを
理解していただきたい。」というコメントが添えられていました。


 一方で、スーパーマーケットのワゴンなどを押していると、両手で体が支えられるのでとても楽に歩けることに気づきました。歩行器と同じことですね。
 世界に冠たる我国の「ものづくり」の技術がなぜ、こんな巨大なマーケットを放置するのでしょうか。片手で支える杖ではなく、両手に保持する歩行補助器で体をゆがめずに、安定的に歩行できる。小型モーターを備えて、少し疲れれば腰かけて、時速3~4キロくらいで走ってくれる。ついでに階段の上り下りも補助装置で支えてくれる・・・・。
 電動車椅子では重装備過ぎるのです。少し補助があれば楽に歩ける、そんなお年寄りや体に障害を持つ方、あるいは私のように病の回復期にちょっとした補助がほしいという方、そんな方向けの安心・安全・安価なトリプルA歩行補助器を考えてみていただけませんか?ついでにクール(格好いい)ならば言うことなし!
世のため人のために尽くしたいあなた、一攫千金を狙うあなた、ともかく有名人になりたいあなた、動機は何であれ、チャレンジしてみていただけませんか。


「まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちの一人にしたのは、わたしにしたのです。」
(新約聖書マタイの福音書第25章40節:新改訳2017版)


虎猫

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