麻生太郎、危機管理の失敗
なぜもっと早く辞任させなかったのか。セクハラ疑惑の事務次官を守って、何の得があるのか。
麻生大臣はこんな初歩的な判断もできなかったのでしょうか。調査も処分もしないといい、次には、意味不明な調査を提案して世の総スカンを食う。どうにもならなくなって事務次官の更迭に至る。傷をどんどん深くしていったのです。
危機管理のフェーズでは、何を守るか、何を捨てるか冷徹に判断する必要があります。
それは、政治家としての最大の責務なのです。冷徹な判断ができなければ、国を守ることも国民を守ることもできません。
次は安倍首相の番です。何を守るのか、何を捨てるのか。
いうまでもありません。無知・不見識な大臣を速やかに更迭すること。これ以上、このような人物をかばって政権にダメージを与え続けることを許してはなりません。
今こそ、問題のある人を放逐するチャンスです。
但し、期待はしていません。森友・加計問題での危機管理の失敗が、今日の混迷を産んでいます。決断のチャンスはいくらでもあったはずであり、安倍首相には、基本的な危機管理能力がないのではないかと、疑っています(むしろ、確信に近くなっています)。
それでも敢えて申し上げます。
今からでも遅くはない。これ以上傷を深くしてはならない。
否、今が最後のチャンスです。
銅鑼猫