1本のメールが病の回復を早めた。
昨年、会社を定年退職する直前に、急に体調を崩して入院してしまいました。
退職の為の引き継ぎが一段落して疲れが出たようです。
ある程度元気が回復してパソコンを開いたところ、大学時代の恩師からのメールが入っていました。
「君の勤務先の銀行の系列のカード会社の対応のまずさで、大変難儀した。
何とかならないものだろうか」という趣旨でした。
私は「ご返事が遅くなって申しわけありません」と、入院していることをお伝えし、「何とか手を打つ。」と申し上げました。
先生からご返事が来ました。
「ご入院中の大変な時期に、誠に申し訳ありませんでした。ご快復を遅らせる結果になっていなければ幸いです。」
私は早速返信しました。次のようなメールです。
「『ご快復を遅らせる結果になっていなければ幸いです。』
これは全く逆です。
昨日先生にメールを打ちつつ、猛然と勇気が湧いてまいりました。
会社に改善を促す好機と考えております。
顧客相談苦情を適切に管理対応して、会社の風土改善を促していく。私が長く担当してきたミッションです。
メールで担当者に連絡するなりして何とかします。」
不思議なことにたちまち病が癒えて、予想外に早く退院し、すぐに担当者と打合せて手を打ちました。
私の病の回復を早めたのは、恩師からの一本のメールです。
自分にはやるべきことがある。その気持ちが病を吹き飛ばしたのです。
「いつも主にあって喜びなさい。
もう一度言います。喜びなさい。」(新約聖書ピリピ人への手紙」第4章第4節)
虎猫